横浜六浦教室のメッセージ
紫金山・アトラス彗星
2024.10.15
C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS)は、オールトの雲より飛来した長周期彗星の一つである。
※オールトの雲 おおむね太陽から1万au(天文単位)、もしくは太陽の重力が
他の恒星や銀河系の重力と同程度になる10万au(約1.58光年)の間に
球殻状に広がっているとされる。
※au 天文単位(=astronomical unit、記号: au)は、長さの単位で、
地球と太陽の平均距離に由来する。正確には、149,597,870,700 m=約1兆5千億メートル。
※長周期彗星 公転周期が200年以上の周期彗星と非周期彗星の総称である。
これに対し、公転周期が200年未満の周期彗星を短周期彗星という。
2023年1月9日に中国の紫金山(=Tsuchinshan)天文台、同年2月22日に南アフリカ共和国の
小惑星地球衝突最終警報システム (ATLAS= Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System)
によって独立して発見された。
一般的には紫金山・アトラス(しきんざん・アトラス)彗星と呼ばれる。