横浜六浦教室のメッセージ
衆議院選挙~選挙に行ける18歳
2024.10.22
10月27日(日)に投票が行われる第50回衆議院選挙。
選挙権(選挙で投票できる権利)を持つ年齢が、2016年に18歳以上に引き下げられました。
高齢化が進むなか、より多くの若者に政治に関心を持ってもらおうというのがねらいです。
選挙が近づくと、選挙権がある人のもとに市区町村から「投票所入場券」が届きます。
投票所入場券は3か月以上その自治体に住民票を置いている人に送られます。
衆議院選挙は「小選挙区」と「比例代表」の2種類です。
衆議院選挙では小選挙区と比例代表のそれぞれに投票します。
そのため、投票用紙も2種類あります。1人2票、投票することになります。
小選挙区は、その選挙区の立候補者の名前を書いて投票します。
その選挙区で最も多い票を得た候補者が当選となります。
比例代表は、政党や政治団体の名前を書いて投票します。
得票に応じて政党・団体に議席が配分され、
誰が当選するかは政党・団体がそれぞれ提出する名簿の順位などで決まります。
名簿には、比例代表で擁立された候補者が一覧で掲載されています。
もう少し説明すると、小選挙区の候補者も比例代表の名簿に掲載できます。
つまり、小選挙区と比例代表の両方に立候補できるのです。
これを「重複立候補」と言って、仮に小選挙区で落選しても
比例代表で当選するケースがあります。これを「復活当選」と言います。
小選挙区は全国に289あります。各選挙区で当選するのは1人ですので、
小選挙区の定員は289です。一方、比例代表の定員は、全国11ブロックで合わせて176です。
小選挙区は2年前の2022年に選挙区の区割りが変更されて、
東京、神奈川、埼玉、愛知、千葉の5つの都県で合わせて10増えた一方、
広島、宮城、新潟、福島、岡山、滋賀、山口、愛媛、長崎、和歌山の10の県で1つずつ、
合わせて10減りました(10増10減)。小選挙区と比例代表で衆議院議員465名を決める選挙です。
18歳以上の高校生のみなさん、投票の意義は「自分を変える」ことです。
議員として誰が相応しいのか考えて、選挙後も政治と社会に関心を持つことです。
あなたが政治に無関心であっても、政治はあなたの生活に勝手に入り込んできます。