横浜六浦教室のメッセージ
覚えておきたい慣用句(19)~IOCファースト編
2021.05.30
IOC(=国際オリンピック委員会)が東京五輪の参加選手らに対し、
新型コロナウイルスや猛暑による「健康被害」のリスクは自己責任とする
同意書の提出を義務付けていることが28日、分かりました。同意書は
五輪憲章や反ドーピングなどのルール順守を署名付きで誓約させる書類です。
東京五輪については、1.コロナやその他の感染症、猛暑により健康被害や
死亡に至る可能性がある。2.リスクを軽減する具体的な対策を取る、
などに同意を求めています。「これは生死同意書か」と批判が高まっています。
①「精神論」(=せいしんろん)
意味:1.物質的なものよりも精神的なものに優位性を認める立場。
2.精神力を集中的に駆使すれば、物質的諸事象を統御できるとする考え方。
※参考「根性論」(=こんじょうろん)
精神論の一つ。苦難に屈しない精神=根性があれば、どんな問題でも解決できる、
またはどんな目標にも到達できるとする考え方。1964年の東京オリンピック
女子バレーボール日本代表チーム(別名『東洋の魔女』)を金メダルに導いた
大松博文監督によって、根性論が社会に浸透したと考えられています。
②「楽観論」(=らっかんろん)
意味:1.物事の先行きをよいほうに考えて心配しないこと。
心配するほどの事態でもないとして気楽に考えること。
2.すべての可能性を信じ、世の中や人生をよいものだと考えること。
③「自己責任論」(=じこせきにんろん)
意味:自分の行動の結果として危機に陥ったのなら、自分で責任を負うべき
であり、他人に助けを求めるべきではない、といった論理を基調とする考え方。
危険であることが事前に予測できたにもかかわらず、危険を顧みずに
敢行したのだから自業自得だとする考え方。
参考「感情論」(=かんじょうろん)
意味:理性や理屈などではなく、感情によってなされる意見や議論のこと。
感情論は客観的な理屈を重視せずに感覚で話を進めるために、
偏った意見だと思われることが多いのですが...