横浜六浦教室のメッセージ
覚えておきたい慣用句(31)~月食編
2021.11.19
今日(11/19)これから、「たいへん深い部分月食」が起こります。
月の出は東京で16時27.6分、部分月食はすでに始まっていますから
欠けた状態で月が上ります。食の最大は18時02.9分(最大食分0.978)、
月食の終了は、19時47.4分です。最大食分は0.978で、
これは月の直径の97.8パーセントまで影に入り込むことを意味し、
部分月食としてはたいへん大きな値です。食分の値が大きいことを
しばしば「深い」と表現し、今日の月食は「たいへん深い部分月食」です。
①「月が綺麗ですね」
意味1.I Love You
意味2.夏目漱石が生んだとされる告白の言葉
夏目漱石が英語教師をしていたとき「I Love You」を教え子に訳させたところ、
教え子は「われ君を愛す」とか「そなたを愛しく想う」と訳したとされています。
教え子の訳を見た夏目漱石は「日本人はそんな直球では愛を伝えることは
しないだろう、月が綺麗ですねとでも訳しておきなさい」と言ったのが発端と
されているようです。OKの時の定番の返し方は「死んでもいいわ」です。
②「月とすっぽん」
意味:月もすっぽんも同じように丸いが、比較にならないほどその違いが
大きいこと。二つのものがひどく違っていることのたとえ。
※すっぽんは、食用にされるカメの仲間です。
類義語:提灯(ちょうちん)に釣鐘(つりがね)
③「月に叢雲(むらくも)花に風」
意味:月には雲がむらがって隠し、美しく咲いた桜は風が吹いて散らしてしまう。
好事はとかく邪魔が入り、長続きしないことのたとえ。
類義語:好事魔多し