日吉教室のメッセージ
神奈川県立高校入試出願開始!
2024.01.26
こんにちは。出願完了した方は、出願お疲れさまでした。
願書を出すといよいよだな、という気持ちで、学年全体に大きな緊張感が走る気がしますね。
ここから出される倍率をみて、出願変更をしたり、気合を入れなおす時間がやって来ます。
入試まであと2週間と少し。本気で駆け抜けていきましょう。
入試科目の概要及びコツについて書き始め3週間。
残す教科はあと二つとなりました。
今回は理科です。
理科は社会と同じく年度により平均点の増減幅が多いことが特徴として挙げられます。つまり、そこそこの難易度の時がほぼない、ということ。
基本的に神奈川の理科は難解で、平均点は低めに出る傾向があります。
その理由として大きく上げられるのが「知識だけで解ける問題ではない」ということ。
先週公開した数学編でもお話しましたが、神奈川の最大の特徴は「文章量」です。正しく文章を読み思考する「読解力」と「思考力」が必須です。
また、理科の平均点が低い理由として、4分野に分かれていることも大きくかかわってくるでしょう。物理、化学、生物、地学。全て7問ずつ均等に問題が出題されます。
つまり、理科の中に苦手分野があることで、1分野につき25点分の失点可能性が高まるということです。苦手分野を作らない、というのが理科で点数を取る重要なポイントになります。
そして、3年のギリギリに履修する範囲も容赦なく出題されます。予習復習におけるスピード感の重要さも分かりますね。
さて、理科の試験の特徴として、化学に大きな落とし穴があることはご存じでしょうか?
前年度の結果ではありますが、4分野の中で一番平均点が低いのは、化学でした。
文系の生徒さんの中に「理科は苦手だけど化学は好き」という生徒さんが多くいらっしゃいます。かくいう私もそうです。理科の計算とかややこいことは苦手だけど実験は好き。みたいな。そんな子たちが足をすくわれるのが、化学です。
先程も申し上げたように、理科と言えど読解力が大変重要。遠まわしで難解な文章を目の前に文系の皆様が意気消沈し戦意喪失。思考停止の状態に導かれるんですね。おのれ神奈川県。ですが、実際しっかりと読んでみると、そんなに知識がなくても解けてしまるような問題もあったりします。ですのでどうか諦めないでほしい。もちろんこれは化学だけではありません。
そんでもって理科の厄介ポイントは「後半になればなるほど重くなる」ということ。
最初の小問集合は素早く行ってしまい、後半に時間が残せるようにしましょう。
やはり重要は時間配分。それには慣れが必要ですね。たくさん過去問や想定問題を行い、今のうちに慣れてしまいましょう。