綱島教室のメッセージ
乙女心と秋の空
2023.11.02
こんにちは。
突然ですが、皆様「乙女心と秋の空」なんて言葉はご存じでしょうか?
どういう意味かと申しますと、「乙女心は秋の空のように変わりやすい」ということです。得意げに解説して見せましたが、意味も何もそのままでしたね(笑)
ちなみにですが、「男心と秋の空」という言葉もあるそうですよ。
男性にしろ女性にしろ、人の心模様が変わるのは自然の摂理、ということかもしれませんね。
何故私がこのことわざを持ち出したのかというと、つい先日我が家の父が釣りに行ったのですが、晴れ予報だったにもかかわらず、雨に雷とコロコロ変わる天気模様に全くと言っていいほど釣りが出来なかったと、不満げに言っていた時に「秋の空は変わりやすいからね」なんて話をしたのをふと思い出したからです。
秋の空は変わりやすい、というのは聞いたことがある人も多いかもしれません。
ではなぜ、秋の空は変わりやすいのか、を今日はお話していきたいと思います。
小学5年生の理科でやった内容になりますので、既習の方はぜひ思い出しながら、未修の方はぜひ授業の予習をするつもりでお聞きください。
秋の空が変わりやすい理由としては大きく「偏西風(へんせいふう)」が挙げられます。
偏西風とは、空の高い位置に西から吹く風のことを言い、夏の間は南にある太平洋高気圧に押されて日本列島よりも北側を流れやすく、冬になると北からの寒気に押されて日本列島の南側を流れやすくなります。
この偏西風が日本列島の上空にあることで、低気圧と移動性高気圧が交互に日本付近を通過していくことが多くなるため、雨が降ったり、晴れたりと天気の変化が周期的に訪れるようになります。この気候の特徴は春にも該当します。
また、気候の変化に伴い寒暖の変化も特徴的です。
雨が降る前、すなわち低気圧が来る前は南風が多く、ぽかぽかと暖かい心地の良い天気になりますが、低気圧が通り過ぎ高気圧が向かってくると北風に代わるため寒さの厳しい日々になります。
気温でそろそろ雨が降る日が来るかもな、なんて気づけたらちょっとかっこいいですよね。
他の季節に比べ、天気や気温の変化が特徴的な秋。ぜひ、天気予報などを見て日々の暮らしを快適に過ごせるように対策をしてみましょう。