城南コベッツ綱島教室

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綱島教室のメッセージ

時を超えて、桜の季節。

2024.04.12

こんにちは!
城南コベッツ綱島教室です。

桜の季節、真っ盛りですね!

桜といえば卒業式か、はたまた入学式かという問題は、実は根深いジェネレーションギャップでは?などと思ったりもしますが、
とにかく今年は入学シーズンと桜の満開が重なり、皆さんの新しい一歩を桜の花が祝福してくれたかのようです。

この桜、とにかく日本人の心に深く根差した花のようで、
古典を勉強した方は、和歌において「花」=「桜」というルールを習ったかと思います。
今でも桜ソングなんてジャンルがあるくらいですが、平安の昔から桜の歌には事欠かしません。

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

こちらは平安随一のモテ男、在原業平の和歌です。
どんな意味だろうと見てみると、文末に「まし」がありますね。これは古典特有の助動詞(他の言葉にくっついて意味をそえる言葉)です。
古典の授業では、「○○せば、~~まし。」で「○○だったら、~~なのになぁ。」と訳す(「反実仮想」と言います)、なんて習ったりします。

ではこの歌はどう訳してみましょう?

世界に桜なんてなかったら春の心持ちはのどかなのになぁ、桜があるから咲いたり散ったりに一喜一憂してしまうな......

このくらいでいかがしょうか。

今でも桜前線が!とか、東京で満開です!とか、そろそろ散っちゃうのでお花見は今週末に!とかニュースで言っていますよね。
1,000年前も現代も、感じることは同じなんだなぁなど思ってしまいます。

古典の授業で和歌の解釈!などと言われるとハードルが高いようですが、
少し重い扉を開いてみれば、私たちと同じ一人の人間の、感情のゆらめきに触れることができる。
そのゆらめきは、時に1,000年の時を超えて、私たちと共鳴することがある。

そんな宝探しに似た楽しみが、和歌や古典にはあります。
勉強だけで終わらせず、ぜひその知識を使い倒して、楽しんでみてくださいね。

城南コベッツ綱島教室では、受講相談や体験授業を随時受け付けております。
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スタッフ一同、お待ちしております。