上大岡教室のメッセージ
【中学受験】算数の得点力アップに向けて
2024.11.11
こんにちは!城南コベッツ 上大岡教室です!
本日は、中学受験生と保護者様向けに、算数の得点力アップについて、おはなしします。
まず、前提として、算数に限らず「成績が伸びない子」には一定の特徴が見られます。
【成績が伸びない子の特徴】
・基礎の訓練をやりたがらない(計算、一行問題、漢字など)
・授業を受けっぱなし(宿題や復習をしない、授業までに覚えてこない)
・注意散漫(授業を聞かない、他に目移りする、集中できない)
・メンタル面の不調(友人関係での悩み、プレッシャーなど)
そこで、成績を伸ばすためには以下を心がけると良いでしょう。
■基礎の訓練を疎かにしない
→毎回「正確に、速く」を意識
時間をはかって、ゲーム感覚で楽しくやるのもOK!
■宿題、復習を徹底する
→親は「監視」ではなく「関心」を持つ姿勢が大事です。
「すごいね、天才だね!」と調子づかせると○
■集中できる環境を
→家庭学習の際は、 TV・スマホなど他の要素は排除 。
■メンタル面の安定を第一に
→成績の不調はメンタル面の不調と連動します。
まずは、お子さんの話をじっくり聞いてあげてください。
では、ここから「算数の成績が伸びないパターン」についてもみていきます。今回は、特に多い理由である以下の2つについてみていきます。
①概念の理解ができておらず、見よう見まねで解法の暗記だけをしている
②計算ミスが多い
①概念の理解ができていない
<算数のカリキュラム>
小3まで ...... 具体物中心、平面図形の扱いが多い
小4以降 ...... 抽象的な概念、立体(空間)図形の扱いが増加
低学年、中学年のうちは、解法の手順がそれほど多くないため、解法パターンの丸暗記で対応できました。しかしながら、小5以降の学習、特に中学入試に必要とされるレベルの習得には、根本の理解が必要となります。学年があがるにつれて算数が苦手になってきているお子さんは、概念理解が不足している可能性があります。
ご家庭でも取り組める方法としては、テキストの「考え方」を使う方法があります。「考え方」をお子さんに読ませた上で、説明させてみてください。きちんと理解しているかどうかは、「考え方」を自分の口で説明できるかどうかでわかります。概念の理解ができ、「そういうことか!」と掴んだら、一気に得意に変わっていきます。特に小4,5年生のお子さんの場合は、今からでも根本理解に努めましょう。直前期にあたる小6のお子さんの場合は、志望校の過去問に頻出の単元から確認してみましょう。
②計算ミスが多い
計算ミスが多いといっても、その原因は1つではありません。代表的なものをいくつか挙げてみます。
・検算(計算の確認)をしていない
・途中式を書かない、もしくは読めない字、判別できない箇所に小さく書く
・実は計算ミスではなく、単元の理解が不十分である
■検算(計算の確認)をしていない
はじめから全問ミスなく計算できるなんてことは、ほぼありません。検算は必ず癖付けさせる必要があります。試験本番では、難問で10分以上時間を使って結果解けないよりも基礎的な問題でミスなく全問正解し、しっかりと得点を獲得する方が大事です。途中式を書くタイプの問題もありますが、多くは答えのみで判定されます。計算ミスも、わからなかった問題も、同じ0点になってしまいます。取れる問題を確実に正解することを意識させてください。
■途中式を書かない
多くのお子さんは「自分ではわかるもん!」と反論しがち。ただ、これは「書いた瞬間」だから覚えているだけで、テストの見直しで後から見返すと結局わからず...となるケースが圧倒的です。ですので、本人がわかると主張しようが、修正させなければなりません。
<例>
・一週間前のノートを見て「何て書いてあるの?」と質問してみる
・ごほうび(花丸、シールなど)を用意
→途中式が綺麗に書かれている、ノートを使い切る...など
■実は計算ミスではない
これは厳密には計算ミスではなく、そう本人や周りが誤認しているケースなのですが、実際多くあります。例えばですが、単位換算で「けた数のミス」をした場合に、実際は「立方」「キロ」といった概念の理解が感覚になっており、実際は理解しきれていないのにも関わらず「計算ミスした」と処理してしまうケースです。お子さんの「計算ミス」は本当に計算ミスなのだろうか、という視点は常に持っていただきたく思います。迷った際は、城南コベッツまでご相談ください。
【まとめ】
これまでおはなしした内容は、重なる部分も多かったと思います。結局のところ、多くのお子さんがつまずくポイントは、共通していることが多いのです。
・概念の理解と計算力(確実に、速く)が大事
・計算ミスの要因には「検算しない」「途中式を書かない/読めない」「本当は単元の不理解」がある
そのために、今すぐできることは以下です。
「考え方を説明させ、理解の不十分な所をケアする」
「基礎的な計算問題で良いので、時間をはかりながら毎日練習する」
「安易に計算ミスと片付けずに、理解が伴っているかを確認する」
中学受験の世界も、1点が物を言う世界です。
最後の最後まで努力を積み重ね、着実に点数が取れるように導いてあげてください。
城南コベッツ 上大岡教室では、個別相談や無料体験授業を承っております。ぜひ、お気軽にご相談ください。
【お問い合わせ】
電話番号(教室直通):045-882-1225
教室見学・学習相談のご希望はこちらから
本日は、中学受験生と保護者様向けに、算数の得点力アップについて、おはなしします。
まず、前提として、算数に限らず「成績が伸びない子」には一定の特徴が見られます。
【成績が伸びない子の特徴】
・基礎の訓練をやりたがらない(計算、一行問題、漢字など)
・授業を受けっぱなし(宿題や復習をしない、授業までに覚えてこない)
・注意散漫(授業を聞かない、他に目移りする、集中できない)
・メンタル面の不調(友人関係での悩み、プレッシャーなど)
そこで、成績を伸ばすためには以下を心がけると良いでしょう。
■基礎の訓練を疎かにしない
→毎回「正確に、速く」を意識
時間をはかって、ゲーム感覚で楽しくやるのもOK!
■宿題、復習を徹底する
→親は「監視」ではなく「関心」を持つ姿勢が大事です。
「すごいね、天才だね!」と調子づかせると○
■集中できる環境を
→家庭学習の際は、 TV・スマホなど他の要素は排除 。
■メンタル面の安定を第一に
→成績の不調はメンタル面の不調と連動します。
まずは、お子さんの話をじっくり聞いてあげてください。
では、ここから「算数の成績が伸びないパターン」についてもみていきます。今回は、特に多い理由である以下の2つについてみていきます。
①概念の理解ができておらず、見よう見まねで解法の暗記だけをしている
②計算ミスが多い
①概念の理解ができていない
<算数のカリキュラム>
小3まで ...... 具体物中心、平面図形の扱いが多い
小4以降 ...... 抽象的な概念、立体(空間)図形の扱いが増加
低学年、中学年のうちは、解法の手順がそれほど多くないため、解法パターンの丸暗記で対応できました。しかしながら、小5以降の学習、特に中学入試に必要とされるレベルの習得には、根本の理解が必要となります。学年があがるにつれて算数が苦手になってきているお子さんは、概念理解が不足している可能性があります。
ご家庭でも取り組める方法としては、テキストの「考え方」を使う方法があります。「考え方」をお子さんに読ませた上で、説明させてみてください。きちんと理解しているかどうかは、「考え方」を自分の口で説明できるかどうかでわかります。概念の理解ができ、「そういうことか!」と掴んだら、一気に得意に変わっていきます。特に小4,5年生のお子さんの場合は、今からでも根本理解に努めましょう。直前期にあたる小6のお子さんの場合は、志望校の過去問に頻出の単元から確認してみましょう。
②計算ミスが多い
計算ミスが多いといっても、その原因は1つではありません。代表的なものをいくつか挙げてみます。
・検算(計算の確認)をしていない
・途中式を書かない、もしくは読めない字、判別できない箇所に小さく書く
・実は計算ミスではなく、単元の理解が不十分である
■検算(計算の確認)をしていない
はじめから全問ミスなく計算できるなんてことは、ほぼありません。検算は必ず癖付けさせる必要があります。試験本番では、難問で10分以上時間を使って結果解けないよりも基礎的な問題でミスなく全問正解し、しっかりと得点を獲得する方が大事です。途中式を書くタイプの問題もありますが、多くは答えのみで判定されます。計算ミスも、わからなかった問題も、同じ0点になってしまいます。取れる問題を確実に正解することを意識させてください。
■途中式を書かない
多くのお子さんは「自分ではわかるもん!」と反論しがち。ただ、これは「書いた瞬間」だから覚えているだけで、テストの見直しで後から見返すと結局わからず...となるケースが圧倒的です。ですので、本人がわかると主張しようが、修正させなければなりません。
<例>
・一週間前のノートを見て「何て書いてあるの?」と質問してみる
・ごほうび(花丸、シールなど)を用意
→途中式が綺麗に書かれている、ノートを使い切る...など
■実は計算ミスではない
これは厳密には計算ミスではなく、そう本人や周りが誤認しているケースなのですが、実際多くあります。例えばですが、単位換算で「けた数のミス」をした場合に、実際は「立方」「キロ」といった概念の理解が感覚になっており、実際は理解しきれていないのにも関わらず「計算ミスした」と処理してしまうケースです。お子さんの「計算ミス」は本当に計算ミスなのだろうか、という視点は常に持っていただきたく思います。迷った際は、城南コベッツまでご相談ください。
【まとめ】
これまでおはなしした内容は、重なる部分も多かったと思います。結局のところ、多くのお子さんがつまずくポイントは、共通していることが多いのです。
・概念の理解と計算力(確実に、速く)が大事
・計算ミスの要因には「検算しない」「途中式を書かない/読めない」「本当は単元の不理解」がある
そのために、今すぐできることは以下です。
「考え方を説明させ、理解の不十分な所をケアする」
「基礎的な計算問題で良いので、時間をはかりながら毎日練習する」
「安易に計算ミスと片付けずに、理解が伴っているかを確認する」
中学受験の世界も、1点が物を言う世界です。
最後の最後まで努力を積み重ね、着実に点数が取れるように導いてあげてください。
城南コベッツ 上大岡教室では、個別相談や無料体験授業を承っております。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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