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矢向駅前教室のお知らせ

今こそ小学生から本気で学習してほしい科目 算数編

2024.04.16

今更ながらのお話になりますが、あえて今一度声を大にしてお伝えします。

「小学生のうちから算数は本気で勉強してください」


その理由については以下のとおりです。

①数学として高校2年生までは勉強しなければいけないから

②算数が積み重ねの科目であるから

③教育の中で重要視されているから

④生活・ビジネスにも活用できるから

一つずつ見ていきましょう。

①数学として高校2年生までは勉強しなければいけないから

小学1年生から始まった算数は、高校進学をした場合、最低でも高校2年生まで学習していく必要があります。

つまり11年間!ではその11年をどのように過ごしますか?

「うわー明日、数学の授業あるよ。まじやだわー」と11年間、週に34回も思いながら過ごすのは嫌ではないですか?

それよりも数学を好きになって「明日、数学か!どんなことを学べるのかな!?」とワクワク過ごす11年間である方が絶対良いですよね。


②算数が積み重ねの科目であるから

算数・数学は積み重ねの科目であり、どこか1箇所でもつまずきがあると、必ずその後の分野に影響を及ぼします。

例えば小学校で勉強する「分数」の範囲。

計算をあやふやなままで進めていくと、何が起こるか。

中学生で学ぶ数学には全部で22単元あります。

その中で分数を使わなくても基礎問題は解けそうな単元は「3つ」。

つまり残りの19単元はもれなく全て分数を使うことになります!(割合で言うなら87%!)

小学校のうちに分数を苦手としてしまうだけで、中学数学のほぼ全てが苦手範囲に。そして中学数学が苦手なら高校数学は・・・

何としてでも各単元をできるようにしておきたいところです。


③教育の中で重要視されているから

現在の高校3年生は数学Bの中で「統計的な推測」という単元を扱っています。

これは統計学の入門のような単元となっています。

おそらくこのブログを読んでくださっている保護者の方の中には、この分野を高校で学んだ記憶のない方も多いのではないでしょうか。

その他にも高校数学Ⅰで「データの分析」、中学3年生「標本調査」、中学1年生「資料の見方」、小学6年生で「資料の調べ方」といったように、「データ・資料の見方」という単元が明らかに増えてきています。

これは子供達の数学の活用能力を上げていくために図られている教育改革の一環となっています。

他には公立中高一貫校の入試で資料問題が必ず出ることや、上位の公立高校受験では他教科と数学を組み合わせて出題されることからも、今までより一層、数学が重視されてきている傾向です。

 
④生活・ビジネスにも活用できるから

下の円グラフを見てください。
図1.png

やっぱたけのこの里の圧勝だよなー。そりゃそうだ。

こんなことを思ってしまうかもしれません。

ところがこの円グラフ、どんな人に、どういった回答方法で、何人に聞いたものなのでしょうか。

円グラフからは何も読み取れません。

広告とかを見ているとこういった曖昧なグラフが使われていることが多いです。

数字は使い手によって、良くも悪くも使用することができます。

そのため数字を正しく読み取る力というのがやはり重要な能力であることは間違いありません。

そしてその能力は小学算数から培われています。

古いデータですが、旺文社が得意教科と年収の関係性をまとめた記事があります。

それによると得意教科が数学の場合、他の教科より平均年収が高かったようです。(最下位は「国語」という衝撃な結果も・・・)

気になる方は「数学 年収」で調べてみてください。


以上の理由により、「算数」の段階から苦手意識を作らないように学習していく必要があります。

ではそのために何をすれば良いのか?

これはまた別のブログで紹介します。