戸田駅前教室のメッセージ
【定期テスト・高校入試対策】中学社会の勉強法
2023.11.13
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
戸田駅前教室です。
二学期もいよいよ期末テストが近づいてきましたね。
3年生はそれに加えて北辰テスト・受験勉強も入ってきて中々大変かと思います。
そこで今回は中学校の歴史の学習方法をご紹介します。
まず大前提として、歴史に限らず、社会科は暗記から逃れることは出来ません。
逆に言えば、覚えていることが増えれば増えるほど、点数も上がり易い教科なのです。
ただ、5回も10回も必死にノートに書いていても、ただ苦痛なだけ、という生徒は多くいます。
それに例外もありますが、その方法で覚えても一時的なものになりやすく、効果的ではありません。
さらに最近の入試問題では、ただ暗記しただけでは解答できない問題も多くなり、より確実かつ効果のある暗記をする必要が増しています。
そのために必要なものは、「時間」です。
歴史には覚えなければならない単語が特に多くあります。人物名、出来事、年号、地名、制度、役職...。
一気に覚えるなんてとても無理です。
だから時間をかけて、じっくり覚えていくのです。
学習を始めるときはまず、縄文から令和まで、時代区分を言えるかどうかを確認しましょう。
歴史には流れがあるので、それを押さえたほうが効率が上がるからです。
では、流れを押さえるにはどうすればいいのでしょうか。
教科書を読むのもいいですが、おすすめはマンガや動画です。
文章を読むだけより視覚的に分かり易く、記憶に残りやすいからです。
最近は「漫画で学ぶ!日本の歴史」のようなものを多くありますから、好きな絵柄の本を選んであればさほど苦も無く読み進められるでしょう
そして時代ごとの中心人物をしっかり覚えていきます。
例えば、平安時代は藤原氏から上皇そして平氏、江戸時代は徳川氏、という具合です。
そうすることで、それぞれの時代の特色がイメージできるようになります。
非受験生の場合は、授業をしっかり聞き、ノートをとることが大切です。
基本的に学校の社会の先生は歴史オタク?というくらい詳しいことが多く、ちゃんと話を聞いてみると教科書に載っていないストーリーまで話してくれることが多いです。
そういった歴史の背景なども聞くことで、自分一人で後で勉強するよりもずっと内容が理解しやすくなります
土台を作った時代のイメージに授業を通してさらに肉付けし、具体化していきます。
その際は、資料集も一緒に開くと良いでしょう。
たくさん画像が載っていますし、背景の解説や年表などで分かり易く書かれたページがあり、理解が深まります。
学校で授業をしたその日のうちに、ワークなどで復習するのも大切です。
受験生の場合は、その多くが復習として歴史を勉強すると思われます。
知識が定着していない生徒におすすめなのは、教科書の音読です。
音読する際は、自分が聞き取りやすいスピードで読むと、頭に入って来やすくなります。
視覚と聴覚を用いることで、記憶の定着が期待できます。
僕も知識分野の勉強をするときはいまだに音読をよくします。
そんな僕からの音読のコツとしては、ある程度読んで理解できるたびに「へぇそうなんだ!」「なるほどね!」と相槌を打つことです。
逆に「む?どういうこと?」「この言葉の意味は?」となったら即座に調べます。
ちょっと馬鹿らしく感じるかもしれませんが、淡々と読むよりも気分が乗りやすいですし、分かる分からないを自分の中で明確にできます。
そして音読を数ページごとに区切りつつ、ワークや問題集で当該分野の復習を行います。
受験生・非受験生ともに共通しているのは、インプットとアウトプットです。
知識を入れた後は、本当に覚えられているか、問題を解いて力試しをします。
もし思い出せなかった問題があったら、解答・解説を読み、それから教科書へ戻りもう一度覚え直します。
そしてもう一つ大切なのは、暗記をする際に、用語をバラバラに覚えないという事です。
歴史は人が作るものなので、出来事には理由があります。その背景を縦に掴むことが大事です。
例えば、
Q.なぜ日明貿易では勘合を使ったのか? → A.倭寇と正式な貿易船を区別するためだ!
のように、因果関係を含めて覚えることが重要です。
理想形は、用語を見たときすぐに関連ワードが浮かぶ状態です。
知識が繋がっておらずバラバラなままだと、これらの問題に太刀打ちできません。
いかがでしょうか。ここまでの勉強法を見ると、かなり時間が必要だと思ったのではないでしょうか。
しかし、歴史で高得点を取るためには、継続した学習が必要不可欠なのです。
じっくり時間をかけて、コツコツ暗記を積み重ねていく。これが歴史学習の必勝法です。