戸田公園教室のメッセージ
明日は入試当日!~夏から偏差値を10上げた受験生の過ごし方とは??~城南コベッツ~
2025.02.24
こんにちは
明日はいよいよ埼玉県公立入試です。今まで頑張ってきた人、長らく待ちわびた本番です。
ここまで来たら考えることは「明日だ、どうしよう、、」ではなく「明日でやっと解放される♪」です。明後日から訪れる自由を楽しみに行ってきてください!!
受験ということで今日は僕が担当していた生徒で偏差値が10上がった生徒の
塾での過ごし方をご紹介します。来年度受験生の方々はぜひ参考にしてみてください。
*************************************
・コベッツに入塾した時期→中学2年生の9月
受験を見据えて問合せが来ました。陸上部で忙しく、勉強のモチベーションとしては「テスト前になると頑張るタイプ」くらいでしたね。
・定期テストの成績→「超真ん中」
300人中大体150位前後をさまよってるくらいです。塾にもテスト前は来ますがそれ以外は2週間に数回自習があるかどうかで学習量としても今一つというところ、、
ここで大事なことは「中2で受験意識が芽生えていないと必ず中3で出遅れることになる」という危険性です。
自論ですが「勉強頑張るぞっ!」と意気込んだ生徒がすぐに勉強をポジティブに行うことはできません。基本季節が1つ遅れます。「夏なら秋」「秋なら冬」に勉強効率が上がります。
遅くともこの3,4月に意識が出ないと厳しい受験になってしまうので忘れないようにしてください。
・勉強への意識が変わった転換期→夏前のOB・OGのアドバイス
今まで部活に明け暮れて勉強をおろそかにしていた生徒でしたが部活も引退に差し掛かった7月でした。
自分の担当生徒は毎年、学年の垣根を超えた交友が増えるのですがそこで去年の受験生から「夏はマジで塾に缶詰めになりな?」「高校は早く見に行きな」と現実的なアドバイスをもらうようになりました。
ようやく重い腰があがり、自主的に塾に来る頻度が増えたことで「ただの中3生」から「受験生」に格上げ!!
進学フェアや説明会、体験入学など、志望校を決めるための行動を重ねていき、浦和北高校を第1志望にすることを決めました。
・7月からの学習計画:「とにかく質より量をこなせ」
この生徒に足りないのは圧倒的「学習量」でした。特に苦手な科目は理科・英語です。得意科目は社会。まずは勉強へのスタミナをつけるため、7月から10時~22時まで塾に籠ることを徹底。事実上12時間の勉強時間を確保しました。
国:毎日1題長文を解く&漢字1ページ
数:北辰大問1を毎日&お盆休みまでに今までの単元を復習
英:各文法を1日1単元進める&リスニング1回分
理社:フォレスタステップ・マイクリアドリル1周(お盆休みまでに)
これを短期目標として毎日こなしてもらい、英数に関しては「どう間違えてるのか」「正答率が高い、低いところはどこか」の確認を行い、理社については理解が薄い箇所をかみ砕きながら説明をするように指導しました。
そしてお盆明けからは北辰テストの過去問3年分を解き切り、演習量を落とさず、間違えやすい単元を絞って対策を行った結果、
4月偏差値 | 9月偏差値 | |
5科目 | 48 | 58 |
国語 | 52 | 60 |
数学 | 49 | 58 |
英語 | 45 | 53 |
理科 | 44 | 57 |
社会 | 54 | 61 |
と夏明けの北辰テストで早速結果を出してきました。正直9月に成績が上がったのは「予想外」ではありました。量はこなせてましたが努力はすぐに反映されるケースが少ないと思っているので10,11月くらいかなと予測していたがびっくり、、
偏差値が爆上がりした理由は間違いなく
①僕が課した夏のルール(1日12時間勉強&毎日ルーティン学習&インスタグラム封印)をかかさず行ったこと。
②自分の「頑固さ」「プライド」を捨てて「素直」に学習をしたこと。
③自分が間違えた問題を収録した「間違えノート」を作成したこと
です。①はコベッツではあまり珍しくない光景ですね、日曜も開館しているので慣れてくるのではないでしょうか。
一番の最難関は実は②だと思います。どうしても自分のやり方は曲げたくない、嫌いな勉強はしたくない、夕方に帰りたい、など自分のわがままを我慢できずに自己流の「受験勉強」を行う人は偏差値を伸ばすことが至難の業です。
ちなみにこの生徒はもともと携帯依存が激しいタイプでした。隙あらばインスタグラムやラインなどいじるしスマホを手放せない子で困っていました。
しかし、夏からは友人にも触発され、ついにはスマホを家に忘れてくるくらい依存度が減り、勉強に向き合うようになりました。
個人的な意見ですが正直学習量はどんな塾に通っても増えると思います。しかし、そこから偏差値を上げるためには増えた学習量を「どう使う」か、「増えただけになっていないか」「どう向き合うか」を生徒に考えさせることが大切だと思います。
志望校合格に必要なことは受験生としての「覚悟」です。まずは勉強量を闇雲に増やすのではなく、受験勉強に対してお子様がどう考えてるのかを聞いてみてはいかがでしょうか?