2023.05.24
こんにちは。城南コベッツ 八王子北野教室の山口です。
今日は朝から晴天に恵まれ,暑すぎず寒すぎず,いかにも5月らしい気持ちのよい気候です。
さて,ここで質問です。
あなたの将来のイメージは明るいと感じますか? それとも暗いと感じますか?
突然そんなことを聞かれても,戸惑ってしまいますよね。
博報堂生活総合研究所が日・中・ASEANの8か国で行った「グローバル定点2023」という調査の結果が,先日,発表されました。
この調査は,日本の首都圏と阪神圏,中国の北京・上海・広州,それにASEAN(東南アジア諸国連合)のタイ・ベトナム・インドネシア・フィリピン・マレーシア・シンガポールの計11エリアで,それぞれ15歳から59歳の男女500人ずつに対して,生活の幅広い領域から約470項目の質問をして,各国の特徴を浮き彫りにする,というものだそうです。
その調査の中で,「自分の将来イメージは暗い」と答えた人の割合が,日本は最も多かったというのです。
しかも,各国の割合を見ると,フィリピンが2.7%,インドネシアが3.3%,ベトナムが3.8%,中国が6.1%,マレーシアが9.6%,タイが9.7%,シンガポールが14.1%,そして日本は何と43.7%!
驚愕のあまり,言葉が見つかりません。
逆に日本が最下位だったのが「愛を信じる」。
これはフィリピンが78.4%(!)と断トツです。これには宗教(キリスト教カトリック)の影響があるのかもしれません。
以下は,マレーシアが48.1%,シンガポールが47.3%,ベトナムが44.8%,インドネシアが44.5%,中国が39.4%,タイが38.2%と続いて,日本はわずか17.3%......。
ちなみに,フィリピンの国民1人あたりの国民総所得(GNI)は3,830ドルで,日本のそれは41,340ドルですから,約10.8倍です。(2018年)
けれども,どちらが幸せを感じて生きているのかと考えると,少しむなしくなります。
ただ,救いが一つだけあります。
それは,年代別の割合です。日本で「自分の将来イメージは暗い」と答えた人の割合が最も少なかったのが15~19歳(30.3%)で,同じく「愛を信じる」と答えた人の割合が最も多かったのがやはり15~19歳(27.2%)だったことです。
せめて若い世代の人たちには,他人の愛を信じ,明るい将来をイメージして,幸せを感じながら生きてほしいと,心の底から思います。
城南コベッツ 八王子北野教室では,生徒一人一人に明るい未来図を示しながら,愛のあふれる指導を行っています。
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