矢野口駅前教室のメッセージ
不愛想な人を笑顔にするには??~経営者になって変わった価値観~
2023.08.07
大学時代の部活の後輩に
「上田さん、結婚について相談に乗ってください!」
と頼まれたから引き受けたものの、
「俺じゃない方がいいんじゃないかな~」と思っている上田です。
(#とりあえずは聞いてみる)
さて、今日は実際の生徒の質問をタイトルにしてみました。
「不愛想な人を笑顔にするには??」
というタイトルで話そうと思います。
まずは、設定から、
矢野口駅周辺の宅急便の配達員さんが信じられないくらい愛想がなくて、
仕事をやらされているんだろうな~感がすごい方がいらっしゃいます。
(#しかも複数人)
その対応を見た生徒が、
「あの人をどうしたら笑顔にすることが出来ますか??」
と質問をくれたので、上田なりにできることを考えてみました。
もともと仕事内容とか人に不満があったり、環境に不満があれば、
「何とかそれを改善するような動きをする」
って決めてしまっていた上田なので、
会社員のころは、
「不愛想な奴が悪い。仕事が嫌ならやめればいいじゃん!」くらいにしか思っていなかったわけですが、
経営者になってちょっと考え方が変わって、
「個人の誰かのせい。」
って考えてしまうとそこで思考が止まってしまうので、
「どのように仕組みや環境を変えたらいいか?」
を考える癖がついてきました。
例えば、今回だと、
つまらなさそうに仕事をしている配達員さんが悪い
ではなくて、
配達員さんを不愛想にさせてしまっている環境や仕組みが悪い
って考える方が世の中をよりよくできるはずで建設的。
(#実際に行動するかは置いておいて、自分の結論を持っておくのが大事)
なので、
上田が考えたのは2種類
①もしも上田が上司だったら・・・・
②今の上田だったらどうするか・・・
さて、では順番に説明。
①もしも上田が上司だったら、
ぱっと浮かんだのは、仕事のやらされている状態をやりがいのある仕事をしている状態に変えるってもの
上田の普段上司としての常套手段なんだけど、これが"人を使って褒める"という方法
これはめちゃくちゃ有効!!
(#上田調べ)
日本人の文化なのか修正なのか、褒め言葉を素直に受け止められない人多くない??
例えば、
「○○さん、仕事ができてすごいですね!」
とか
「○○さんがチームにいると安心です!」
的な褒め言葉、感謝の言葉を伝えたりするわけですが、多くの場合、
「いやいや、私なんてまだまだですよ。
私なんかより△△さんの方がよっぽどできるじゃないですか~」
みたいに別の人を引き合いに出してまで、褒め言葉を受け止めてもらえない。。。
(#上田は「ありがとうございます。嬉しいです!!」って言うことにしている)
どうも褒め言葉には、何か裏があると思ってしまう人が多いよう。
(#ある場合もある)
それだと、褒める側としても、「褒め甲斐がないな~」になっちゃう。
より認めてもらえなくなる。
そこでめちゃくちゃ効果的なのが、
「お客さんが○○さんのことを~~~って褒めてたよーー!!」
もしくは
「同僚が○○さんのことを褒めてたよ!」
って言う風に間接的に褒める。
実際にあったことだから「そんなことないですよーー」って逃げられない。
間接的に褒めた後に、上田からの一言。
「いつもありがとう!俺もがんばらないとな」
これくらいサラッとしておかないといけない。
上田がほめ過ぎてしまうと、
せっかくのお客さんの言葉がかすんでしまう。
むしろ冷める場合があるから注意。
(#俺もがんばらないとなって後輩からも学ぶ良い上司の姿勢を見せておくのも重要)
ただし、1個問題点があって、
勘の良い人なら気づいているだろうけど、
「実際にお客さんからの褒め言葉がなかったらどうすんねん!」問題。
上田的に、なかった褒め言葉をあったことにすると、
辻褄があわなくなって気まずくなってしまうことがあるのでNG
盛って話してしまうのは正義。としている。
だから、褒め言葉をもらいに行く必要があるんです。
お客さんや同僚に、サラッと
(#あくまでもサラッと)
「○○さんの仕事なんだけど、どこらへんが良いポイント??」
みたいな長所前提で答えてもらう。
「○○さんってどう?」って言わない
批判がとんできたり、
「別に。」が返ってくるので質問にくれぐれも順番には注意。
これで褒め言葉をありがたく頂戴できるので、ありがたく受け取って、○○さんにお届け。
さらにこの後は改善活動にも抜かりない。
「逆に課題はありますか??」
って課題も把握しておく。
そしてそして、
「ありがとうございます。課題解決するように、匿名で本人に共有しますね。
○○さんの成長を一緒に応援してください。」
って感じで、お客さんをなぜか○○さんのサポーターに取り込んでしまう。
(#忘れたら大変なのはちゃんと課題も○○さんに共有する。)
そんなこんなで、仕事のやりがいを持たせるのにはめちゃくちゃな打ち手が必要。
(#だからなかなかみんなができないしやりたがらない)
(#ついつい課題だけを観ちゃうと、がんばってるのに~って拗ねちゃう)
(#しかも○○さんに悟られてはいけない)
ここまでがやや長くなったけど、①の上田が上司だったらパターン
そしてそして、ここからが②の対策。
といっても結局は①の延長で、
自分がお客さんの立場なので、丁寧にお礼を述べる。
プラスやらないといけないのは、
「生徒の授業で使うものなんです。届けてくれてありがとうございます。」
みたいに
彼が運んでいるものを"何か無機質なもの"から
"ちゃんと意味のある何か"、"誰かの役に立つ何か"に変えてあげる。
変えてあげるというよりは伝えられていなかったことを伝える。
これは、彼の上司では無くて
上田でないとできないことなので、次会うときの上田の仕事。
って感じが②の打ち手ですかね!
(#暫定の)
以上、「不愛想な配達員さんを笑顔にする方法」を
上司だった場合と、上田が次にできることで考えてみました。
(#多分正解はこれだけではない)
(#しっくりこなければ次の策を試す)
こんな感じで、経営者になってからは、
"誰かひとりのせい"
とは考えず
"誰かの過ちは仕組みのせい"
って考えると無駄に誰かにイライラすることが少なくなりました。
(#ゼロにはならないからまだまだ)
配達員さんが悪い。と思ってしまうと、
次会ったときにイライラしちゃうかもしれないんだけども、
「次、会ったときこんな方法を試してみよう」って思えると
不愛想な人ですら会うのが楽しみになるからおすすめ!!
(#もっと早く習慣にすればよかった)
もうちょっと塾の生徒向けに言うと、
例えば、今、成績が振るわないのは、
「自分の頭が悪いのではなく、勉強の方法が悪い。」
「自分の勉強が計画通り進まないのは、自分の意志が弱いからダメな奴なのではなく、立てた計画や机の周りの環境が悪い。」
みたいに自分にも使ってあげると、
無駄に「自分って駄目なんだ。。。」
って落ち込まずに、勉強を続けられるよ。
そんなこんなで
今回は、「不愛想な人を笑顔にするには?」というタイトルで
「それは本当にその人が悪いの?そうさせている環境が悪いの?」っていう
経営者になってから得た価値観のお話でした。
現場からは以上です。