矢野口駅前教室のメッセージ
『思いをつなぐ』通信No,5 2024年1月31日 「気持ちを受け入れる」
2024.01.31
城南コベッツ矢野口駅前教室 副教室長の松木真紀です。
1月も今日が最終日となりました。皆様にとって、どんな新年の始まりの月だったでしょうか。私にとっては、受験生を指導する「現場」に戻った新年の幕開けから、緊張の連続でした。
生徒からは、
「えー、先生は緊張しているように見えない~」
そんなふうに言われますが、私は見かけよりも弱い人間なのです。
でも、背伸びをして無理をしているつもりもなく、生徒達によく言うのですが、
「不安に思っている気持ちを受け止める」
いつもそうしているのだと思います。
自分の気持ちに正直に生きていると思っています。
不安でも苦しくても、気持ちを打ち消そうとしないで、「受け入れる」のです。そうすることで、自分のありのままの弱さを認めることができます。広い心を持ちたいと願うことで、可能性が広がることも最近改めてわかってきました。
先日、生徒と面談をする中で、ふと自分の中学時代が思い出されました。
私は決して成績は良くはありませんでした。しかしそんな私が目指したのは、「医師」でした。なぜかというと、私の母は私が幼少期から心臓が悪くて、いつも寝ていることが多かったからです。私は医学を学んで母を治したいと思ったのです。本当に勉強ばかりしていた記憶しかないのですが、成績は上がりませんでした。暗記も読解問題も苦手で、勉強ってなんて苦しいのだろうと思いました。
「答えがわからない」
「どう勉強したらいいのだろう」
「悔しい」
そんな気持ちで過ごした日々でした。
そして、面談をする中で、気づくと生徒に言っていました。
「わからないって苦しいよね。人より努力しているのに悔しいよね。」
生徒はじっと黙って私を見ていました。
「できるようになりたかったら、一緒に考えてみよう」
そう言うと生徒が頷きました。私はこの子は必ず伸びると確信しました。決心をした瞬間から人は変われると思いました。
それから一緒に勉強の仕方と計画を立てました。
自分の気持ちを受け入れながら、日々小さくても決意をもって生きる。これが私の生き方ではないかと思いました。
保護者様には、お子様の思いをご理解いただき、引き続きサポートをお願いいたします。