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矢野口駅前教室のメッセージ

文部科学省がキレてる??どうなる??東洋大学 基礎学力テスト型 入試

2024.12.04

進路指導では割と自分の立場をはっきり伝えることにしている上田です。

なんか、「人それぞれなのよ!」っていう人がいるけど、「そんなの分かった上で、相談してんだよ!!」としか思わないので。

さて、今日は東洋大学が「これで大学入試界を変えたるで!!」って今年度から採用した基礎学力テスト型入試に対して、文部科学省が「そんなんしたら、ルール違反やろ!!」って怒ってはることについて解説していこうと思います
(#多分、皆さん標準語で話されると思います)

おふざけはここまででこっからは真面目に書きます。




そもそも東洋大学の基礎学力テスト型入試って何よ?ブログ記事を視聴してからが良いと思います。

2024.12.01大学入試が変わる??「東洋大学の基礎学力テスト型入試」を徹底解説!!


すごくざっくり言うと、基礎学力テスト型入試って学校推薦型選抜っつってんのに、もはや一般選抜じゃねぇか!


って感じです。動画で見たい方はこちらから。


昨今、一般選抜がもはや一般的でなくて、総合型とか学校推薦型選抜で大学に合格することが多くなっているんです。

それがなんでかと言うと、
①優秀なのって偏差値が高い人だけなん?
②大学入った後とか社会に出た後にに、入試科目って使ってる?

って問題がありました。結構多くの人が首がもげるくらい頷いていると思います。

①優秀って何よ?問題
確かに、一般的には優秀とされている国立大学(しかも大学院まで)を出ている上田を見たらわかるように、社会に出た時の高学歴=優秀とは言い切れない気がします。
(#傾向値ではあるけど絶対値ではない)

高校までの教育は問題があって「正解を教わる」がメインですが、社会に出てからは、その前に「問題って何よ?」ってところから始まって、その問題をみんなで納得いくように解決していきます。正しいかどうかも大事だけど、みんなが納得するかがもっと大事。

そう考えると、優秀ってもっといろんな測り方があって良い。その物差しを増やさなあかん!って言うので、学力テストだけじゃない総合型選抜やら学校推薦型選抜やらか採用されました。

②大学入った後とか社会に出た後に、入試科目って使ってる?問題

①の話とも似ていますが、社会出た後にあんまり使わんやん!って学力をつけるよりは、将来〇〇になりたいから、それを叶えるために必要な知識を大学で身につけるぜ!って将来から逆算した方が良いよね!

一般選抜では今まで通り学力を測って、

総合型選抜や学校推薦型選抜では、将来のビジョンを掲げて、「それに向けて頑張れるやつだぜ!俺は!!」ってことをプレゼンできたり、情報集めたり、実際に行動したりしている人を評価しよう。

そうするとその過程で調べたこととか行動したことって、大学や社会に出た時に直結してるからめっちゃ使えるよね??

って感じで、学力がめちゃくちゃ高くはないけど、そう言った能力に長けている人が大学に入学するために、総合型選抜、学校推薦型選抜が拡がっていってます。
むしろそっちの方が好ましいとされている。


〇選考方法
そんな背景なので、総合型選抜、学校推薦型選抜では、学力テストではなくて
「書類審査(志望理由書・自己PR書・研究計画書)」「面接」「小論文」「基礎学力」を"組み合わせて"合否判定をしていました。
この「基礎学力」が大学に入ってからの研究を最低限できるかどうかを測るもので、"学校の評定"だったり"簡単なテスト"だったりします。

今回、東洋大学の基礎学力テスト型入試ってのは、
書類もいらねぇ!
(#どうせ大人が書いてんだろ!)
面接もしねぇ!
(#どうせ書いてもらった書類を暗記してるだけだろ!)
小論文テストもしねぇ!

そもそもここらへんって採点基準が曖昧で、透明性がないじゃん!

だったら、基礎学力テストだけやったる!良い点数の人は合格!点数取れなきゃ不合格!そのほうがわかりやすいだろ!


ってな感じで、基礎学力テスト型入試ってのを採用したんです。

ちなみに事例として初ではなくて、関西の方では結構よくある方式。

ここで、みんなが思ったのが、

せーの!?!?






いや、それは一般選抜やないかーーい!!



です。
(#みんな言えた?)



文部科学省さんは、「個別学力検査は2月から3月末の間にしなさいよ」って定めているわけです。

まだ高校の授業が終わってない12月とかに、高校の指導要領の全範囲からテストなんてできひんやん!

ほらほら、ルール違反やないかい!ルールはちゃんと守らなあかんで!東洋大学さんよぉ〜

って感じでご立腹なんですわ。


もちろん、東洋大学さんも黙っておられませんで
(#口調が変になってきた)

いや、なんとなく言うてることはわかるけど、そもそも「個別学力検査」の定義曖昧じゃないっすか〜

学校推薦型選抜の実施要項には、
「第6の1から4に掲げる大学入学共通テスト又はその他の評価方法等*のうち少なくともいずれか一つを必ず活用し、その旨を募集要項に記述する。 *例えば、小論文等、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績等。 」って書いてますやーん!

うちとしてはこの中の「各教科・科目に係るテスト」に該当する思うて、やりましたんや!

ほんで、近畿大学さんとか関西の他の大学さんも同じようにやってますやーん!

なんでうちだけそんな怒られなあかんの〜??

ってのが東洋大学側の主張
(#こんな言い方じゃないと思うけど)



じゃあ今後どうなるかと言うと、
上田的にはざっくり2つシナリオがあると思っていて、

1.他の関東の大学も基礎学力テスト型入試の方式を真似する

こっちの方が現実的な気がしていますが、東洋大学もやるなら、日本大学も、専修大学も、駒澤大学も・・・・・・ってな感じで、年内に基礎学力テスト型の入試で生徒獲得を試みる大学がどんどん出てくると思います。

こうなると、もう流れはとまらなくて、多分、文部科学省さんも、「ここまで拡がってまうともうテコ入れできひん・・・」になる気がします。

高校生やその保護者さんからしたら、「早めに進路が決まって安心やわ~~」ってなると思います。


すごく極端に言うと、「(例えば)GMARCHよりも偏差値が低い」大学は年明けの一般選抜よりも年内の基礎学力テスト型の学校推薦型で行くのが普通だよね。ってなってしまうかも。そうなると、東洋大学としては「TMARCH」なんていって、もう少しで「MARCH」に追いつくぜ!!ってなっていたのに、自分たちから「偏差値的にMARCH以下」というブランドを作ってしまうことになるかもしれません。


2.文部科学省がルールを厳格化する。

もしかすると、「今回のような基礎学力テストのみで、合否判定する学校推薦型選抜は禁止や!!」ってお達しがでて、学校推薦型選抜には、「必ず書類審査がないといけない~」とか「面接がないといけない!!」のようにルールが変わっていくかもしれません。

大学側からすると、書類選考や面接をするのも大変だから、基礎学力テスト型をやってみたって背景もあると思います。


ただ、いずれのシナリオになったとしても
(#違うシナリオになったらごめんなさい)


〇自分が本当に行きたい大学調べ

〇基礎学力を身に付けておく

〇英検2級をとる

ことは絶対に必要なことになるので、高1・2年生の人(特に高2生は来年の今頃を想像して)は万全の対策をしていきましょう。



とはいっても、
どんな大学が合うかわかんないよ!
自分に合う大学を選べへん~~


などなどのお悩みがあれば、城南コベッツに学習相談にお越しください。

もしくはyoutubeを見てください。

動画で見たい方はこちらから。

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今日は、東洋大学の基礎学力テスト型選抜にたいして文科省がご立腹な件について、何故か関西弁多めで解説させていただきました。

現場からは以上です。