2023.04.25
家庭、授業、部活、習い事、いろんな場所で不健全なまでの遠慮が生じていると感じています。
読者の中にも、昨今のコンプライアンスにがんじがらめになった世の中を心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ところで先日、こんな事がありました。
↓ ↓ ↓
私が高校生に授業をした後、生徒が質問に来ました。
最近私の授業を受け始めた男子生徒です。
「これ、全然わからないんですけど!」
解答の中で登場した、相加相乗が分からなかったようです。
相加相乗のやり方を知らなかったとはいえ、人にものを尋ねるには然るべき態度というものがあります。
当然「たった今授業をした人に対して、その聞き方は無いだろ!俺の説明が下手くそだったみたいだろ?失礼じゃねえか?」と一喝しました。
その生徒は、私に改めてきちんとした言葉遣いで質問し直したので、相加相乗を教えました。
知識がなかったことは仕方ないので、そこはしっかり教えます。
すると、「あっ!そうか!わかりましたぁ!!!」と目を輝かせて素晴らしいリアクションが返ってきました。
教師冥利に尽きます。
そのリアクションは素晴らしいから、これからも大切にして欲しいと伝えると喜んで帰りました。
この件について、私は彼の発言を指摘しましたが、そもそもそんな質問の仕方をするような高校生に育つまで、周りの大人が注意してこなかったのかと私はそこが気にかかりました。
時代的な背景から、大人が子どもに昔ほど厳しく教育や指導を施さないことは承知しています。
ですが伝えるべきことを伝えないこと、叱るべき時にそれはいけないと叱らないのは、大人としての義務を放棄していると思います。
先に生まれて人生経験を積んできた者として、後を生きる者へ必要なことは伝えたいものです。
たとえその時おせっかいだと疎まれようと、それをすることが人ととして当然のことだと思います。
大人の皆さん、遠慮はほどほどに(笑)
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