赤羽南教室のメッセージ
【心に響く合格体験記】一の巻 やれと言われたことが出来ないのに それ以上のことが出来るわけがない | 城南コベッツ赤羽南教室
2023.07.01
前回のブログの最後にご紹介した、過去の教え子の合格体験記を載せます。
<Mさん> 東京都立大学 合格
タイトル;
合格体験記。よくあるやつ。
こうしたから良かったんです!諦めずにやることが大切です!
そういう美化された合格体験記じゃなくて、真の合格体験記です。
ここでは私の受験期についてドロドロと話します。
これはどっちかっていうと、勉強のアドバイスやこうしたら良いということより、受験期に私が苦しんだこと、一生懸命になった事等を中心に書きます。
受験期にこんなこと悩んだんだ。モチベーションはこうして保ってたんだ。
合格の裏にこんな過程があったんだなど。
合格って聞くと「どうせ最初からある程度勉強できてたんでしょ」なんて思う人いると思います。
でも違いますよ(私の場合は)。
これを読んでくれる受験生にとって息抜きになるように、ラフに書きますので読みたければ読んでください。
では始めます。
高校2年生の10月。
課外講座の体験授業が始まり『え?もう受験勉強?いやいやまだ高2の10月よ?』くらいに思っていた。
チューターさんは「高2の今からやれば早稲田でも国公立でも受かるよ、諦めずに努力することが大事!」て言ってたけど、
『はいはい、どうせ成功者が受験生のやる気を出させるために言う決まり文句みたいなものなんでしょ』とひねくれた考えをしていた。
英語の講座を受けて、いきなり単語テストをやらされた。
ボロボロ。出来るわけない。
朝学習の単語テストだってまともに勉強したことないのにいきなりテスト。
しかも100個。
『大体英単語ターゲット1900って...多くね?早稲田とか行きたい人が
1900も覚えるのかなあ。』なんて考えながら自分はいいやと思ってた。
でも考え方が変わったのはI先生のこの一言。
「単語は能力じゃないですよ。」
『かっけえぇ!確かに!』妙に納得した。
まあ、単語くらいならぼちぼち覚えるかぁ、ってなった。
「単語は能力じゃないですよ」いつかこの言葉を自分もサラッと言ってみたい。
そんな思いで単語を始めた。
単語だけやればいい。簡単な話じゃん。覚えればいいんでしょ?
その日からずっと単語を書いて覚えた。夢中になってやった。
すると単語かじっただけで、勉強楽しいかもって思い始めた。
I先生の授業は好きだし、受験勉強やるかーってなった。
なんとなーく都立大に行きたかったから、数学と現代文の講座もとる。
数学の長谷先生に出会った。
「君たちね、今まで勉強してこなかったからこんな状況なんでしょ?
やれと言われたこともできない、君たち人間じゃないよ!学力が上がらない?だったら寝る時間削って勉強すればいいだけでしょ。」
なるほど。じゃあ寝る時間削るしかないか、そうしょう。
講座を受けるたびに長谷先生の言葉が私を受験勉強に駆り立てていった。
「やれと言われたことをきちんとやる。それだけで受かるから。でも、それが出来ない人が多い。」
言ったな!?じゃあやるよ。
数学に関しては長谷先生にやれと言われたことは全部やろう。
英語はI先生の言うことを聞こう。
現代文はN先生、日本史はN先生とE先生。
古文はA先生で、生物はK先生。
全科目、信用できる先生を一人決めて何が何でも従う。
それで落ちたら先生のせいにしてやろう。それで焼肉でも奢ってもらっておう。
.........(二の巻へ続く)
https://www.covez.jp/school/kanto/tokyo/kita/kitaakabaneekimae/message/entry_19701.htm