赤羽南教室のメッセージ
【心に響く合格体験記】五の巻 第一志望に合格したいのは、自分と自分を支えてくれる人のため | 城南コベッツ赤羽南教室
2023.07.07
https://www.covez.jp/school/kanto/tokyo/kita/kitaakabaneekimae/message/entry_19704.html
(↑ 四の巻はコチラから読めます)
<Mさん> 東京都立大学 合格
タイトル;
やれと言われたことが出来ないのに それ以上のことが出来るわけがない
(続きです)
そもそも都立大を受けさせてもらえるか分からないのに、生物の勉強しているなんて馬鹿馬鹿しいかな、無駄かな、惨めだな。
と思ってやめた。
なぜ成績が上がらないのかを模試の結果を見て考えることにした。
やれと言われたことはこなしてきた。
理解した上で出来るようになったこともたくさんある。
模試の解きなおしは模試があった日にした。
そこでその時にもう一つ、しておくべきだったのが分析だと気づいた。
模試を見ると、
これは知識問題だから解けるべき問題、
これは基礎的なものだから出来るはずの問題、
これは解答をよく見てもよく分からないくらいだから一回とばして時間を取られないようにするべきだった問題、
というように、どう点数を取ってくるかが見えてくる。
それをして解けるべきだった問題の点数を足してみると、割と良い方向に成績が伸びていくはずだったことに気付いた。
やれと言われたことをしてきたのなら、次に受験に受かる方法、つまり、点数を稼ぐ方法を考えて身に付けないといけない。
なにも物知りになろうと思って勉強しているのではないから。
当たり前のことだけど、受かるために点数を集める練習をする必要がある。
どうやって点数を取ってくるか、先生はある程度教えてくれるけど、自分の受けたい大学の試験について先生が何でも知っているわけではない。
あるいは自分の癖というか、苦手分野や嫌いな形式とか、先生が生徒一人ひとりのことをそこまで把握しているわけでもない。
自分はこの手の問題は時間がかかるから違う問題から解こうとか、
先に長文をやってしまった方が、自分は安心して文法問題を解けるからそうしようとか。
もしそれで上手くいかない、あるいは不安なら先生に相談してみればいい。
今までずっと第一志望だけを目指してやってきたけど気が付かなかった。
必ずしも、『学力がある=合格できる』ということではない。
でも『学力がない=合格できない』というのは成り立つと思うので、やっぱり勉強は何が何でもするべきだとも思った。
肌寒い時期になってきた。都立大の二次試験の対策を始める。
文系3科目はどれも記述や論述、小論文が出題されるので、問題を解いて解答を見た後、ポイントは何だったのか考えてから先生に添削をお願いする。
いろんな先生が私のために時間を割いてくださった。
親はExcelで都立大や私大の試験日程、使用科目、難易度などをまとめた表を作ってくれた。
私大は本当に興味がなかったから親が倍率を見たり難易度を見たりして、ここなら受かりそう、この学部は大学名というブランドの割に穴場だとか調べてテキトーに見繕ってくれた。
先生方や親の姿を見ているうちに、これはもう都立大に受からなきゃダメだと思った。
いろんな人に頼って、支えてもらって、それで落ちましたなんて言えないし、言いたくない。
何で第一志望に行きたいの?それは自分のため。
行きたい大学に行ってしたい学問を学ぶ。憧れのキャンパスを歩く。
自分のためだけなんだと思っていた。でもそれだけじゃなくなった。
支えてくれている人たちに、喜んでもらいたい、私を支え続けたことを誇りに思ってほしいと思い始めた。
なぜ第一志望に合格したいのかと言われれば、自分と自分を支えてくれる人たちのためなのだ。
.........(六の巻へ続く)
https://www.covez.jp/school/kanto/tokyo/kita/kitaakabaneekimae/message/entry_19742.html