城南コベッツ赤羽南教室

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赤羽南教室のメッセージ

【高校生・塾】成績上がらない理由は?

2024.08.30

皆さん、こんにちは!
城南コベッツ赤羽南教室です。


8月末となり、新学期も始まったという人たちもいるでしょう。
夏休みは充実させられましたか?
たくさん遊んで、授業の受け方なんて忘れちゃった!という人はいないでしょうか?


新学期の本格的な授業が開始する前に、授業を受ける姿勢について、今日は考えたいと思います。


具体的には、「成績が伸びる生徒」と「伸びない生徒」では、授業の受け方にどんな差があるのかというお話です。多くの皆さんも一度は、「どうして同じ授業を受けていて、あの子は、よくできるのに、自分はイマイチ成績が伸びないんだろう?」と考えたことがあるのではないでしょうか。
その答えは、授業の受け方にあるかもしれません。



成績が伸びる生徒の姿勢:学び取る力

まず、同じ授業に出席していて成績が伸びる生徒とそうでない生徒の間には、様々な違いがあります。元から頭がいいとか、授業外での勉強量が多いとかそういうこともあるかもしれません。でも、教えている立場から見ていると、彼らの間には明確な差があります。

成績が伸びる生徒には共通して見られる「姿勢」があります。それは、「聞く姿勢」「自力で考える姿勢」です。言い換えれば、授業を受ける際の真剣さです。彼らは、ただ授業を「聞いている」だけではなく、自分から積極的に学び取ろうとしています。


口で言うのは易しいですが、授業を真剣に聞く姿勢とはどんな姿勢か。
例えば、授業中に新しい一問が出されたとき、彼らは「自分の持っている知識で必ず解ける」という前提で考え始めます。すぐに「これは難しい」とは思いません。一見分からない問題も、「どうやったら解けるだろう?」と考え、全力で取り組みます。結果、解説されるまでに解けても解けなくても、真剣に考えた分、授業で教わった内容がその時間内でより多く吸収できます。




成績が伸びない生徒の特徴:受け身の姿勢

一方で、成績がなかなか伸びない生徒はどのように聞いているのでしょうか。
彼らは、多かれ少なかれ「受け身」の姿勢です。彼らは授業をただ聞いているだけで、「自分が解説を理解できるかどうか」に関心を持っています。


ですから自分が解説を理解できれば「(授業が)わかりやすかった」と言い、理解が追い付かない場合は「(授業が)わかりにくかった」と言います。自分が主語になっているので、何とか自力で理解しようとしたり、授業についていくために自分で何とか努力しようという発想にはならないのです。受け身ですから。

ちなみに、授業中にどんな姿勢で受けているかは、生徒の表情を見れば一発でわかります。
難しい内容が出てきたときに、受け身で聞いている生徒はすぐに「なにこれ」「わからない」といったような、思考が止まった顔をしています。

けれども授業する側としても、生徒が全員いきなり解けるとは思っていませんから、初めに問題を見た時点で手が動かなくても、仕方ないかなとは思っています。しかし、ここで重要なのは、「わかろうとする姿勢」です。自力で解けなかったなら、そのあとの解説を全力で理解して、その場で覚えようという姿勢でないと厳しいということが言いたいのです。


これは、映画館で映画を観るときの姿勢に似ていますね。ただ、ぼーっとしながら座って、映画を眺めていれば、観た後に何も覚えていないかもしれません。しかし、もしストーリーの裏に隠されたメッセージを探りながら観たら、映画の内容はもっと深く心に刻まれるでしょう。
授業も同じです。「人の話を理解しようと思って、前のめりで聞く」ということをしない限り、誰の授業を聞いても、何も身に付きません。




受け身かどうかって、結局なんの違い?

なぜ授業を受け身で聞く生徒と、積極的に聞く生徒という違いが生じるのでしょうか?性格でしょうか。それまでの勉強習慣や、環境によるものでしょうか。

私はひとえに「自分でなんとかしようという意思」があるかどうかだと思っています。

高校生の勉強なんて、教科書を自分で読んで、教科書の例題と練習問題がすべて解けるようになっていれば、受験勉強をスタートする前の段階としては十分です。でもみんな、塾や予備校に通ったり、いろんな参考書を使ったりしている。それでも蓋を開ければ、教科書の例題がすべて一人で解けない生徒はうじゃうじゃいます。つまり何をやるかは、そんなに差がつかないということです。

差がつくのは、あくまで、成績を上げたいという本人の明確な意思に基づいた積極的な学びの姿勢です。
「数学」という教科はそれが顕著に現れる科目です。
ボーッとしていれば、一向に点数は伸びません。

「自分でなんとかしようという意思」が積極的な学びを実現します。
そして私は、自分でなんとかしようとすることを『考える』ことだと定義しています。




成績の差は「授業の姿勢」で決まる


真剣に取り組む生徒と、受け身でいる生徒では、同じ授業を受けていても、学んだことの「定着度合い」が全く異なります。

積極的に学ぼうとする生徒は、授業中も「その場で必ず覚えよう」という意識で授業を受け、授業後も習ったことを覚えるまで何度も復習を繰り返します。一方、受け身で聞いている生徒は、その日のうちに忘れていることでしょう。私にはそう見えます。もう、次の授業には綺麗さっぱりですよ。(笑)

たとえば、同じ問題の解説を一週間後に再び聞いたとき、真剣に取り組んだ生徒は「もうわかっている」「忘れることがないように、ここでもう一度、真剣にインプットするぞ」といった表情で聞いています。そうでない生徒はまるで初めて聞くかのような表情を浮かべます。まさに初見で初耳といった表情そのもの。こんなに毎回新鮮な感動を味わえるなら、人生幸せだねって思います。

大げさではなく、大なり小なり、その場で新しい知識をどんどん覚えていかない生徒は、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、みんな同じ表情です。




まとめ:今日からできる「聞く姿勢」の改善法

私は、自分の力でなんとかしようとすることが、考えることだと言いました。

「考える」って言葉をみんな簡単に使いますが、実際どれくらいの人が「考える」を実践できているんでしょうか。
考えない人間に、考えろと言ってできるようになることは、まずありません。
でも、考えようとしない限り、考えられるようになることも、絶対にありません。

ですから「考える」とは何かを「考えて」ください。

でもね、成績が伸びない生徒って、「考えない」「真似しない」「相手の気持ちを想像しない」など、いろんな残念な点が複数あるんですよ。追い打ちをかけるようで申し訳ないんですが、、。

私も教える立場として、困っているんですよ、、。
今の時代、この残念な生徒たちに、何度も同じ指摘を厳しくすることはできないんですよ。「〇〇ハラ、△△ハラ」と言われるので。残念な生徒は、自分が残念なことに気づかないまま、大学生になり、社会に出ていきます。どこの段階で出会う大人も、真剣に厳しく注意してくれることはありません。そうして自分が取り返しのつかないところまで行ってから、人生に絶望したり、逆に世間や周りを逆恨みしたりすることになるんです。

本当に可哀想な時代だなと、思っています。


誰かに厳しく叱られて、自分の間違いに気づけた人は、もがいているうちに、いつかまともに考えられるようになって、まともな人間になっていきます。
考えようとし続けることで、人間的な成長を促し、いずれ人の話の聞き方も変わっていきます。
社会に出てから、必要とされる人間になることができるのです。
人間的に成長した人しか、学力が向上することはないというのが、私の考え方です。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!




IMG_2521.jpg城南コベッツ赤羽南教室
~人間的成長なくして学力の成長なし~

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