赤羽南教室のメッセージ
【高校生・塾】どうして同じミスを繰り返す?塾で成績が上がらない生徒あるある
2024.09.11
皆さんこんにちは。
城南コベッツ赤羽南教室です。
今日は、塾あるあるの中でも、私が問題視している事柄を一つ取り上げます。
過去の生徒ですが、当教室で数学を受講していた生徒がいました。
数学の一科目を、週一回の個別で受講している高校3年生でした。
その生徒は大学入試ではなく、大学への内部進学のためのテストを秋に控えていました。
数学の成績に不安があるため、春から通っていたのでした。
受講開始以降、私の数学解説の映像授業を受講しはじめました。
「学校の授業より、わかりやすい!」と喜んでいました。
私はその生徒が受ける試験の過去問に合わせて、必要最低限の映像のみを選び、ポイント部分は都度、その場で理解を確認しながら進めました。
そして、一通り映像授業が見終わり、夏休みに入る頃から過去問演習に入りました。
通常の大学受験と異なり、解かなければならないのは一校分です。
この過去問を5年分に絞って、繰り返し解かせました。
繰り返し過去問を解く中で、少しずつ数学的な答案はマシになってきました。
夏も終わって、ちょうど今くらいの頃。
この生徒が、どのくらい過去問で数学の点数を取れるようになったのか。
ずーーっと、60点台です。
同じ問題だけを、繰り返し、もう5周はやったのに、ずっと間違えるんです。
私は、必要な知識はとっくに伝えました。
あとは、生徒が間違えたところを自分で修正しないと、点数は変化しません。
私は「途中式を書かなすぎている点」や「明らかに公式を正確に覚えていない箇所」を指摘しました。
生徒の内部進学テストまでは、もう3週間しかないのに、先週と同じところを間違えます。
この生徒は指摘を受けて、機嫌を損ね、
「疲れました」と暗い表情で愚痴をこぼして帰りました。
と、そういう生徒がいたのです。
結局この生徒は、自分の内部進学テストが行われる9月末まで、通い続けました。
結果の報告も、それ以降の連絡もありません。
ま、会いたくなかったので、いいんですけど。
悲しいな、と思っちゃいますよね。
こういう生徒ばかりだったら、塾をやっていても、意味ないです。
(もちろん、この話は、数少ない愚かな生徒の一例ですが。)
(大多数ではないですが、皆さんの想像している以上に、多いですよ。)
どこの塾でも、生徒一人ひとりに、丁寧な指導を行っています。
学力を向上させたい、という熱意をもって教えています。
しかしですね、正直に言わせていただくと、「前回習ったことをすっかり忘れている」生徒が次回の授業に臨む姿勢には、こちらもため息をつかざるを得ません。
授業で何度も同じ過去問を解かせているのに、毎回同じミスを繰り返す。
そういう生徒を見ると、「一体、どうやって試験で点数を取るつもりなのか?」と疑問に思わずにはいられません。
また、それ以上に、人として失礼極まる行為だとは思わないの?と感じています。
一生懸命、自分のために力を尽くして、何とかしようと勉強を教えてくれた相手に、どれだけ失礼なことをしているのか、もう少し自覚すべきです。
塾というのは、知識を教える場所です。
そして、その知識を定着させる手助けをする場でもあります。
生徒は、授業で習ったことを持ち帰り、しっかり復習して自分のものにしてくるという「当たり前の行動」ができていないと、こちらがどれだけ丁寧に指導しても、成績は向上しません。
塾に通う意味なんてないから、「退塾してくれ」と、本気で思っています。
そんな生徒の相手をしているほど、こちらも暇じゃありません。
何度同じ説明をしても、同じミスを繰り返す生徒って、なんなんでしょうね。
数学の授業が「わかりやすい」と言っている。
わかりやすい授業を聞いて、解説を理解する。
でも、理解したことを覚えずに、次の授業に出てくる。
一向に教えたことができるようにならないから、こちらも指摘する。
しかし、改善点を指摘すると、むくれてしまう、機嫌を損ねる。
いつまでたっても覚えないし、できるようにならない生徒に、イライラしていた私は、生徒のこの態度を受けて、余計にイライラが増幅する。
――こんなことがあっては、勉強は前に進まないのです。
――こんな状況が続いていたら、学力も伸びないし、人間関係も崩壊します。
「次はどうやって間違えないようにするか」を考えることが、勉強です。
「できないことを、知識をつけてできるようにしていく」のが勉強です。
問題を解くたびに赤ペンで正解を書き写して満足していませんか?
それは、勉強じゃなくて、勉強ごっこです。
そんなことしてるなら、塾なんか来ないで、遊んでいた方がずっといいです。
自分が何を間違えたのか、なぜ間違えたのかを深く考え、それを次にどう活かすかが重要です。
ここで一番伝えたいことは、生徒が自分の学習に対する責任を持つということです。
私たち講師は、前向きに生徒たちを応援し、全力でサポートすることを誓っています。
しかし、生徒自身が不勉強や怠惰を反省しないままであれば、私たちがいくら教えても効果はありません。
塾に通うことで結果を出したいなら、まずは「前回習ったことを確実にできるようにする」という基本を徹底しましょう。
これが、学びを深め、次のステップへと進むための大事な一歩です。
人間的に、成長してくださいね。
城南コベッツ赤羽南教室
~人間的成長なくして学力の成長なし~
東京都北区赤羽南1-3-7 セキネビル3F
(赤羽駅南改札より徒歩2分)
℡.:03-6903-8030
Mail: covez_akabaneminami@johnan.co.jp
※電話対応時間:㈫~㈮ 15:30~21:00 / ㈯ 14:30~20:30
城南コベッツ赤羽南教室です。
今日は、塾あるあるの中でも、私が問題視している事柄を一つ取り上げます。
過去の生徒ですが、当教室で数学を受講していた生徒がいました。
数学の一科目を、週一回の個別で受講している高校3年生でした。
その生徒は大学入試ではなく、大学への内部進学のためのテストを秋に控えていました。
数学の成績に不安があるため、春から通っていたのでした。
受講開始以降、私の数学解説の映像授業を受講しはじめました。
「学校の授業より、わかりやすい!」と喜んでいました。
私はその生徒が受ける試験の過去問に合わせて、必要最低限の映像のみを選び、ポイント部分は都度、その場で理解を確認しながら進めました。
そして、一通り映像授業が見終わり、夏休みに入る頃から過去問演習に入りました。
通常の大学受験と異なり、解かなければならないのは一校分です。
この過去問を5年分に絞って、繰り返し解かせました。
繰り返し過去問を解く中で、少しずつ数学的な答案はマシになってきました。
夏も終わって、ちょうど今くらいの頃。
この生徒が、どのくらい過去問で数学の点数を取れるようになったのか。
ずーーっと、60点台です。
同じ問題だけを、繰り返し、もう5周はやったのに、ずっと間違えるんです。
私は、必要な知識はとっくに伝えました。
あとは、生徒が間違えたところを自分で修正しないと、点数は変化しません。
私は「途中式を書かなすぎている点」や「明らかに公式を正確に覚えていない箇所」を指摘しました。
生徒の内部進学テストまでは、もう3週間しかないのに、先週と同じところを間違えます。
この生徒は指摘を受けて、機嫌を損ね、
「疲れました」と暗い表情で愚痴をこぼして帰りました。
と、そういう生徒がいたのです。
結局この生徒は、自分の内部進学テストが行われる9月末まで、通い続けました。
結果の報告も、それ以降の連絡もありません。
ま、会いたくなかったので、いいんですけど。
悲しいな、と思っちゃいますよね。
こういう生徒ばかりだったら、塾をやっていても、意味ないです。
(もちろん、この話は、数少ない愚かな生徒の一例ですが。)
(大多数ではないですが、皆さんの想像している以上に、多いですよ。)
どこの塾でも、生徒一人ひとりに、丁寧な指導を行っています。
学力を向上させたい、という熱意をもって教えています。
しかしですね、正直に言わせていただくと、「前回習ったことをすっかり忘れている」生徒が次回の授業に臨む姿勢には、こちらもため息をつかざるを得ません。
授業で何度も同じ過去問を解かせているのに、毎回同じミスを繰り返す。
そういう生徒を見ると、「一体、どうやって試験で点数を取るつもりなのか?」と疑問に思わずにはいられません。
また、それ以上に、人として失礼極まる行為だとは思わないの?と感じています。
一生懸命、自分のために力を尽くして、何とかしようと勉強を教えてくれた相手に、どれだけ失礼なことをしているのか、もう少し自覚すべきです。
塾というのは、知識を教える場所です。
そして、その知識を定着させる手助けをする場でもあります。
生徒は、授業で習ったことを持ち帰り、しっかり復習して自分のものにしてくるという「当たり前の行動」ができていないと、こちらがどれだけ丁寧に指導しても、成績は向上しません。
塾に通う意味なんてないから、「退塾してくれ」と、本気で思っています。
そんな生徒の相手をしているほど、こちらも暇じゃありません。
何度同じ説明をしても、同じミスを繰り返す生徒って、なんなんでしょうね。
数学の授業が「わかりやすい」と言っている。
わかりやすい授業を聞いて、解説を理解する。
でも、理解したことを覚えずに、次の授業に出てくる。
一向に教えたことができるようにならないから、こちらも指摘する。
しかし、改善点を指摘すると、むくれてしまう、機嫌を損ねる。
いつまでたっても覚えないし、できるようにならない生徒に、イライラしていた私は、生徒のこの態度を受けて、余計にイライラが増幅する。
――こんなことがあっては、勉強は前に進まないのです。
――こんな状況が続いていたら、学力も伸びないし、人間関係も崩壊します。
「次はどうやって間違えないようにするか」を考えることが、勉強です。
「できないことを、知識をつけてできるようにしていく」のが勉強です。
問題を解くたびに赤ペンで正解を書き写して満足していませんか?
それは、勉強じゃなくて、勉強ごっこです。
そんなことしてるなら、塾なんか来ないで、遊んでいた方がずっといいです。
自分が何を間違えたのか、なぜ間違えたのかを深く考え、それを次にどう活かすかが重要です。
ここで一番伝えたいことは、生徒が自分の学習に対する責任を持つということです。
私たち講師は、前向きに生徒たちを応援し、全力でサポートすることを誓っています。
しかし、生徒自身が不勉強や怠惰を反省しないままであれば、私たちがいくら教えても効果はありません。
塾に通うことで結果を出したいなら、まずは「前回習ったことを確実にできるようにする」という基本を徹底しましょう。
これが、学びを深め、次のステップへと進むための大事な一歩です。
人間的に、成長してくださいね。
城南コベッツ赤羽南教室
~人間的成長なくして学力の成長なし~
東京都北区赤羽南1-3-7 セキネビル3F
(赤羽駅南改札より徒歩2分)
℡.:03-6903-8030
Mail: covez_akabaneminami@johnan.co.jp
※電話対応時間:㈫~㈮ 15:30~21:00 / ㈯ 14:30~20:30