2025.04.08
2025年3月、東洋大学は説明会を開催し、2024年12月に初めて実施した「学校推薦入試 基礎学力テスト型」について、2026年度入試から形式を見直す方針を発表しました。
「学校推薦入試 基礎学力テスト型」とは?
2025年度入試で初めて導入された「学校推薦入試 基礎学力テスト型」は、校長の推薦書は必要であるものの成績評価はせず、面接や小論文も行わず、「英語」と「国語または数学」の2教科による学力試験のみで評価するというものです。2025年度入試では約2万人の志願者を集め、4194人が合格しました。
この新形式に関しては、「学校推薦型選抜」であるにも関わらず、推薦書が形式的で簡略化されており、実際の生徒の学力や人物を反映していないように見えることから、実施を発表した当初より高校側から「一般選抜の事実上の前倒しではないか」という反発がありました。また文部科学省からも、入試制度の透明性や公平性を確保するために、ルールを遵守するよう見直しを求める姿勢を示しました。
どのように変更する予定で、受験生はどのような準備が必要なのか?
そこで東洋大学は、2026年度入試から形式を「学校推薦型」から「総合型」に変更して推薦書を不要とし、学力試験に加えて調査書やその他の評価方法を組み合わせて多面的に評価する方向で検討しています。2026年度の入学試験要項は2025年6月ごろに公表される予定であり、詳細は現時点では未確定ですが、受験生は以下の点に注意して準備を進める必要があります。
<学力試験対策>
英語と国語または数学の基礎学力をしっかりと身につけることが重要です。過去の問題集や模擬試験を活用し、実践的な学習を行いましょう。
<調査書の準備>
高校から提出される調査書の内容が評価に影響するため、日々の学業や活動をしっかりと記録し、良い評価を得られるよう努めることが大切です。
東洋大学をはじめとして、大学の入試制度は毎年変化します。大学の公式ウェブサイトや説明会などで最新の情報を常にチェックし、必要な対策を講じるようにしましょう。
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