2021.12.01
早いもので2021年もあと1ヵ月ですね。
大学入学共通テストまであと44日!都立高校入試まであと82日!
ここで踏ん張れるかどうかで最終結果は大きく変わります。1日1日を大切にやりきりましょう!
本日は大学入試の出願校を決めるときのコツ②についてお話します。
前回は受験コンセプトの重要性をお伝えしましたので今回は大学入学共通テストに関するお話です。
国公立志望の生徒に関しては言うまでもなく1次試験になりますが、私立大学においても「大学入学共通テスト利用方式」という形で受験に活用ができます。
大学学部学科によって使い方はいろいろありますが、大半は「大学入学共通テスト」の得点のみで合否を判定する仕組みになっています。
この方式は目標得点率が高く、また募集人数も少なく設定されているためあまり効果的に使えないのではないか、という話も耳にします。
確かに一般入試よりも合格への難易度設定は高くなっています。第一志望を「大学入学共通テスト利用方式」で合格するのは厳しいものです。しかし、併願校の合格を確保する、という意味においてはこれほど使いやすいものはありません。
いわゆる自分の成績に照らし合わせたときの安全校などをわざわざ一般入試で受けに行くのではなく、「大学入学共通テスト利用方式」で確保してしまう、という考え方はとても効果的です。
まずは模擬試験の成績や過去問に取り組み、だいたい自分が平均的に取れる得点率を基準点とします。そこから、当日うまくいった場合とうまくいかなかった場合を想定して、「目標得点率5%刻みで3つ」出願をしておくと、大学入学共通テストが終わった時点で1つは合格が確保できる可能性が高くなります。
なお、募集人数が少ないという点に関しては各大学が公表している合格者数を見れば、気にしなくていいことだとわかると思います(割増率が高い)。
手続き締切日など他にも注意しなければならないことはありますが、「大学入学共通テスト利用方式」をうまく使うことで戦略的な出願ができるようになります。
少し専門性の高い話でしたので難しい内容だったかもしれません...。
気になることなどあればぜひ教室までお問合せください。