町田小川教室のメッセージ
なぜ、作者本人が解けない国語の読解問題が存在するのか?【城南コベッツ町田小川教室】
2024.09.25
先日あるTV番組に出演した有名作家が次のような疑問を有名進学塾の先生に投げかけていました。
「自分の作品がある私立中学の国語の入試問題に使われていることを知って、その問題を解いてみたところ、登場人物の心情を問う問題の模範解答が自分(作者)の意図と異なるものになっていたが、なぜそのようなことが起こるのか?」
これに対してその先生は、「入試問題は作品のごく一部を切り取って出題しているので、問題に対する解答も当然その範囲で読み取れるのになる」というものでした。確かに作品全体とは異なる解釈になるのはやむを得ないことなのかもしれません。他の出演者は「この作品を既に読んでいて全体の内容を知っている受験生がいたとしたら...」という鋭いコメントをしていました。さらに、「入試問題でよく出題される作品を日ごろ読んでおいたほうがよいというアドバイスは誤りかもしれない」という意見も出ていました。つくずく国語の入試問題には多くの課題があることがわかりました。
【つく中生・南中生の指導歴9年】
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城南コベッツ町田小川教室
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