城南コベッツ町田小川教室

　中3生の数学は多項式の計算からスタートします。そこで、下記のような問題をやります。
問1　(ｘ＋４)(ｘ－９)を展開しなさい。

　この問題は本来は「乗法公式」を使って欲しいのですが、公式を覚えていない子は分配法則を使ってかっこを外します。「公式を使いなさい」と言っても、「公式が覚が覚えられない」「（公式を）覚えてもうまく使えない」「分配法則のほうが簡単」という理由からモチベーションがありません。
　そこで、次の「因数分解」の単元では公式を覚えないと解けないのでそこでしっかり覚えてもらおうと思っていたのですが、そこは生徒が１枚上手でした。なんと、因数分解の問題を解くのに解答の選択肢の式を全部展開して正解を見つけていました。（ここで因数分解を選択問題で解かせたことが間違えでした。）
　講師の立場では、ややもすると「公式を暗記してそれに数字をあてはめるテクニック」を押し付けがちですが、「正解を得るために自分でやり方を工夫する創造力」にも目を向けなければいけないと痛感しました。

ヒトとＡＩが力を合わせた個別指導
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