城南コベッツ吉祥寺駅前教室

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吉祥寺駅前教室のメッセージ

「音読→黙読→視読」→「読む」力を養っていきましょう

2024.05.08

こんにちは。
息子の音読にうるさいパパ、磯部です。

さて、本日は「読書」の話を致します。
タイトルに3つの読み方を記載しました。

これは、速読を学んでいた際に知った言葉を含んでいるので、最後の「視読」は知らないかたもいらっしゃるかもしれません。(いわゆる、「かたまり読み」です)

さて、思考力が求められる昨今、
読書の効能についても、賛否両論ある中で、生徒によって読み方の違いが出てきているように感じています

それは、音読の絶対量の減少です。
ご家庭でも「問題を声に出して読んでね」と声をかける保護者様も多いのではないでしょうか。たいていのお子様は、その返事として、「ちゃんと読んでるから大丈夫」と答えるところまでセットかと思います。

この音読の減少は、黙読のレベルを下げることに繋がっており、「頭の中の声」を意識できる子どもの減少と繋がっている様子です。「黙読」は目で読む読み方ですが、内実は、「頭の中で、イメージで音を発する」読み方です。

心理学的には、「内的発話(inner speech)」とも呼ばれ、思考の整理や調整に役立ち、第二言語習得にまでプラスの影響をもたらすことが研究で分かっています。

この「黙読」の習熟度が上がっても、読解スピードには限界が存在する(「音を発する工程を踏む為」)ことも分かっており、そこからのレベルアップに、「視読=かたまり読み」が必要になってきます。

意味のかたまりを意識する為には、文を細分化して、言葉と言葉の繋がりを知らなくてはいけません。音読をするときも、詰まってしまう原因はここですね。

そこで、タイトルに戻ります。
音読をし、黙読の習熟度を上げ、視読に到る。
「目で見た=読んだ」になりがちな今だからこそ、子どもたちの読書方法にもきちんと指示・確認を入れ、「問題の読み方」が分かる生徒に育て上げたいですね。

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