予習で学習効果UP!
2023.04.08
先週は、中学校の勉強は「予習」「授業中」「復習」が大切という話をしました。
「そうは言っても、具体的にどうすれば良いかわからないから困ってる」と思いますよね。
そこで、今週は「予習するとき」「授業を受けるとき」「復習をするとき」のポイントを具体的にお話します。
予習で学習効果を上げる
授業中を効率よく受けられるだけでなく、予習によって勉強を好きになることもできます。
脳は知っていることを「好きだ」と感じる「ファミリアリティ(親しみ)」という性質があります。予習をしておくと、脳は「それを知っている」と判断し、「好き嫌い」を感じる脳の部位に「好き」という感情が湧いてきます。
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具体的には、教科書を読んである程度理解をしておく、塾を利用するなどの方法で十分です。「好きこそものの上手なれ」という言葉のように、予習で勉強を好きになって、成績をあげましょう。
授業中に覚える・復習ノートを作る
こんな授業の受け方はNGです。
× 先生が質問しているとき、考えない(他の人が答えるだろうと思っている) × キレイなノートを取るのに一生けんめい × 理解できないことをそのままにする |
こんな授業の受け方がおすすめです。
1.授業中に覚える 2.先生の質問は、自分にくる前提で考える 3.ノートは復習しやすいようにとる 4.理解できないところに印をつけて、あとで質問する |
ときどき、カラフルできれいなノートをとることに情熱をささげているような生徒がいます。そういう生徒にかぎって、成績をあげることができていません。
ノートは大切なところ、覚えにくいところをテストできるようにしておきましょう。
例えば、社会の用語の説明は黒文字で書き、覚えたい用語は赤字で書きます。そうすればテスト前に赤いシートで、確認テストができますよね。
宿題は小テストのつもりで行う
宿題を作業化させず、「復習」の機会にすれば、勉強の定着率が倍増します。
例えば、英単語をノート1ページに書いてくるという宿題が出たら、以下の手順でおこないましょう。
↓ ②何も見ずに1回書く(テスト) ↓ ③合っていた場合:次の単語で①からはじめる 間違っていた場合:間違っていた部分を赤で修正 ↓ ④お手本を見ながら3回書く ↓ ⑤何も見ずに1回書く(テスト) (③に戻って繰り返す) |
このように、宿題は自分なりの小テストをしながらおこなうのがおすすめです。
まとめ
2. 授業中は考える・覚える 3. ノートは復習しやすいように作る 4. 宿題はテストと思ってやる |
「予習はどんな風にすれば良いかわからない」
「宿題は先生によって出し方が違うから、復習にならない」
そんな風に感じたら、学習塾に通うのを検討しても良いかもしれませんね。