池上駅前教室のメッセージ
中1は「学力の土台作り」の時期です!
2023.04.01
小学校6年生のみなさんは、約2ヶ月で中学生になりますね。「制服もあったりして、小学校とちがう雰囲気だな」「勉強も大変そう」と不安もあるんじゃないでしょうか。
ところで、「中1ギャップ」って聞いたことありますか?
小学校と中学校では環境が変化するため、心や体の適応が難しくなってしまうことをいいます。「中1ギャップ」の大きな要因は「友達や先生などの人間関係」「授業やテストの学習面」「部活動などの生活リズム」の3つです。
ネガティブなイメージで使われることが多いですが、「中1ギャップ」をうまく利用することもできます。
中1ギャップはチャンスのとき
「中1ギャップ」は裏を返せば、心機一転「一から勉強をがんばるチャンス」「新しい人間関係をつくるチャンス」でもあります。
勉強面でいうと、中学1年生の最初の授業は、小学校の復習も含めて一からおこなうことが多いです。
たとえば、過去にこんな生徒がいました。
小学6年生の終わりに、入塾テストを受けにきてくれたA君。結果は「平均的な学力より、かなり下」でした。
A君は、中学生になるという環境の変化を利用して、中学1年生の最初の授業から、毎日コツコツと勉強をがんばりました。その結果、中学3年生まで学校順位トップを維持し、志望校に合格することができました。
小学校から中学校への変化は大きく、少し疲れてしまうこともありますが、こんな風に「チャンス」と思えば、楽しみになりますね。
中学1年生は「学力の土台づくり」のとき
中学1年生は「学力の土台づくり」のときです。この期間の勉強内容をしっかり習得することが、とても大切です。
中学校3年間を大きく分けると⋯
- 中学1年は「学力の土台づくりのとき」
- 中学2年は「知識を増やし、応用力を高めるとき」
- 中学3年は「応用力を生かし、中学3年間の総まとめのとき」
たとえば、家を立てようとするとき、しっかりとした「基礎と土台」がなければ、どんなに頑丈な壁や屋根を取り付けても、あっという間に壊れてしまいますよね。
それと同様に、中学1年生の学習をしっかりしておけば、その後の2年間は波にのるようにうまくいきます。
中学1年生の授業は、比較的、慎重に進むことが多いです。少しでも「分からないな」という部分があったら、先生に質問をしてそのままにしないようにしましょう。
中学校は3年間しかなく、みなさんの多くは「希望した高校に合格したい」と考えていることでしょう。
中学校の授業は「早いスピードで進んでいく!」と感じるかもしれませんが、3年間のそれぞれの役割を知れば、不安がることはありません。
中学1年生では特に、毎日の学習を確実に理解して、しっかりした基礎を築きましょう。