城南コベッツ大森町教室

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2024.09.05

大森東中学校、大森第一中学校、大森第二中学校、大森第八中学校、大田区立の中学校の皆さん

こんにちは。

 英語の長文読解に取り組む際、難しさや時間のかかりすぎに悩んだ経験はありませんか?
 長い文章を前にすると、どこから手をつければよいのか迷ってしまったり、読み終わるのに時間がかかってしまったりすることが多いですよね。

 例えば、次のような英文を見てください。

Tom had been studying for his exams, so he decided to take a break. He went to the park with his friends, but because it started raining, they quickly went into a shop.

 この文は少し長く、どこで区切って読めばいいか迷うかもしれません。
 しかし、スラッシュリーディングを使うと、次のように文を分けることができます。

Tom had been studying / for his exams / for a long time, / so he decided / to take a break. / He went / to the park / with his friends, / but / because it started / raining, / they quickly went / into a shop.

 スラッシュごとの意味は次の通りです。

トムは勉強していた / 試験のために、/ 長い間 / それで彼は決めた / 休憩することを。/ 彼は行った / 公園へ / 友達と一緒に、/ でも / 始まったので / 雨が降ること、/ 彼らはすぐに行った / お店の中に。

 スラッシュを入れることで、文が短い意味のまとまりに分かれるので、理解しやすくなります。
 また、文の構造も見やすくなり、内容が頭に入りやすく感じるかもしれません。

 スラッシュリーディングを活用した読解法を取り入れた多くの生徒が、読解スピードが飛躍的に向上し、テストでの成績も大きく改善されたと報告しています。
 例えば、ある中学生は、この方法を試してから、模試の読解問題で時間切れにならずに全ての問題に取り組むことができるようになり、偏差値が5ポイントもアップしました。
 また、別の生徒は、長文をスムーズに読めるようになったことで、英語そのものが好きになり、より積極的に学習に取り組むようになったと言います。

 このように、スラッシュリーディングはただのテクニックではなく、英語学習そのものに自信を与える強力なツールです。

スラッシュリーディング

 スラッシュリーディングは、英文を読む際に、文章を短い意味のまとまりに区切りながら読む方法です。
 これにより、英文の構造を理解しやすくなり、読解スピードも向上します。
 まずは、簡単な文からスラッシュリーディングに慣れていきましょう。


スラッシュの入れ方

 スラッシュの入れ方は、一般的に次のように説明されます。

SVOC

 S(主語)V(動詞)O(目的語)C(補語)で区切る。

従属節や関係詞節

 従属節や関係詞節の始まりの前で区切る。

接続詞

 接続詞(and, but, orなど)の前で区切る。

前置詞

 前置詞(in, to, ofなど)の前で区切る。

 スラッシュリーディングを始めるとき、文の構造(SVOCなど)を意識して区切るのは、最初は少し難しいかもしれません。
 特に文法に慣れていないと、どこにスラッシュを入れるべきか迷うこともあるでしょう。
 でも、スラッシュの位置に絶対的な正解はありません。
 まずは基本ルールに従って、機械的にスラッシュを入れる練習をしてみてください。
 練習を重ねることで、自然に文の構造が理解できるようになり、自信もついてきます。
 慣れてきたら、そのときの状況に合わせてルールを柔軟に使い、自分に合った区切り方を工夫してみましょう。

#基本ルール

#1 一般動詞の後で区切る

#2 be動詞の前(疑問文のときは後)で区切る

#3 コンマの後で区切る

#4 接続詞の前で区切る

#5 前置詞の前で区切る

#6 関係代名詞の前で区切る

#7 フレーズに気がついたら、区切らなくてもよい

 ここでは、be動詞(am、are、is)以外の動詞を一般動詞といいます。
 なお、ルール#1では、不定詞、動名詞、分詞といった準動詞の後でも区切ります。

 まずは、動詞、前置詞、接続詞などを覚えて、それらを文中で見つけ、スラッシュを入れる練習をしましょう。

 スラッシュリーディングは、「スラッシュ英語」という問題集で練習できます。


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