大森教室のメッセージ
新規採用の講師に研修しました
2024.11.09
皆さんこんにちは。
城南コベッツ大森教室の山縣です。
先日、新規採用した講師に研修をしました。
塾を探されている方からは、よく
「先生ってどんな人ですか?」
「どんな研修をされているのですか?」
と聞かれるので、
研修内容のほんの一部を(書ける範囲で)ここに記します。
まず、大前提として、
城南コベッツ大森教室のリクルーティングは、
ほとんどは学生講師で、
しかも紹介・元生徒からのスカウトに重きを置いています。
(ちなみに大学生講師のメリット、デメリットは機会があれば後日紹介します)
この採用方式の理由は単純。
信頼できるから。
そして前提となる知識の共有ができているからです。
例えば昔、別の教室で、地方出身で、慶応大学の学生を採用したことがありました。
もちろん、学力はあるのですが、
やはり、地域的なことを知らないので、指導が一歩遅れます。
東京都立の入試の仕組みをまず学ばないと行けなかったり、
大森二中
大森三中
鈴ヶ森中
八潮学園中
伊藤学園中
などの地元の定期テストのレベル感・傾向を学ばないと行けなかったり、
東京の中学受験の実情を学ばないと行けなかったりと、
まず覚えることが膨大です。
他方で、元塾生なら、自分が通ってきた道なので、
「固有名詞」で仕事ができます。
「〇〇中学の〇〇先生のテストは記述がめっちゃでるから、こっちのテキストで対策したほうがいいよ~」
といった具合です。
また、城南特有のシステム面もある程度生徒時代に理解してくれているので、話が早い!
城南では、GoNAVI やMonoxer、 atama+など、様々な商材も取り扱っています。
それらを「もう使ってました!仕組みわかってます!」となると、
変な話、教室長の私よりも詳しい講師も出てきます。
その分、授業ロープレや面談、電話ロープレなど、
実践的な研修にすぐに移行できます。
今回も、元生徒から採用した講師の研修を行いました。
内容は、ずばり、「電話研修」です。
我々の仕事は保護者との会話が必須。
生徒の対応だけやっている塾は、成績が伸ばせません。
いかに、今やっていることを保護者に伝え、
保護者の方にも協力してもらい、二人三脚で成績を伸ばしていけるかが大切です。
そこで、今回は、
一週間でおよそ5時間にわたる電話研修を行いました。
想定は、中三女子の、模試の成績表のフィードバックについて。
電話で話す以前に、
まず、都立入試の数学・英語の大問1の配点が何点、大問2何点...(今回は、電話で話す科目を英数に絞りました)というのを確認させ、
そこでこの生徒は、どこの問題で何点取らせられれば、合格ラインに乗るのか、
そのためにはどのテキストで何をやらせればいいのか、
というのに時間をかけて議論しました。
その講師自身も都立入試を経験したとはいえ、
やはり、他人の戦略を立てるというのは初めての経験。
ここは苦戦しているようにも見えました。
しかし、粘りづよくプランを考え、
これならこの生徒の合格ラインに到達できるという納得の計画を作ることができました。
あとは、電話で話すときの言葉遣い、声の明るさ、イントネーション、
受け答え内容のシュミレーションです。
たしかに、アルバイトスタッフからすると、
相手の保護者の方は、
もしかすると大学で学んでいる先生と同い年くらいの方になるケースもあります。
そう考えたら、電話をするのはとても怖いと思うのですが、
この教場で、一番生徒のことをよく見て、理解しているのはあなたなんだよ、ということを自覚してもらい、その講師も最後は自信をもって電話をすることができと思います。
この先生には、電話研修に時間をかけましたが、ここで使った時間は、生徒の合格のために役立っていると思います。
電話や保護者との面談で見失ってはいけないのは、
すべての言動が、合格のためになっているかどうか。
今回はそういったことを学んでいもらった研修でした。
我々塾にとっては、講師が宝なので、今後もしっかりと鍛え、磨いていきたいと考えています。