荻窪教室のメッセージ
都立高校の共通問題は英数国の3教科で稼ごうー2【国数英】編
2023.04.18
こんにちは。城南コベッツ荻窪教室です。
先週末より、都立高校入試について、扱っています。今回は各教科の得点状況を中心に詳しくみていきます。
【国語】令和4年度平均点=68.8点
過去5年平均点推移=72.5、81.1、71.0、65.9
近年は高い平均点が続いています。得点分布をみていくと、60点を切る生徒さんは2割未満となっており、80点以上を取らなければ、他の生徒さんと差をつけるのは難しいと言えるでしょう。
とするならば、どの問題で取れるか、という考えではなく、基本は100点を狙いにいく中で、どの問題だったら、落としても仕方がない、という考え方で取り組んでいくべきです。読解問題の選択式問題で引っ掛けの問題はあまり見かけませんので、選択問題では満点を狙いに行き、前半の漢字の読み書きでの間違いは2問以内に、後半の古典を引用した読解問題で得点を落とさないようにする、ことが重要でしょう。
【数学】令和4年度平均点=59.0点
過去5年平均点推移=53.3点、61.1点、62.3点、66.5点
令和3年度入試ではグッと平均点が落ち込みましたが、それ以外の年度では
60点台前半の平均点を狙って作られています。
特徴の1つは、大問1の小問集合での配点の高さです。令和5年度入試では
大問1だけで46点の配点がありました。それ以降の大問では10点~15点となるため、大問1とそれ以降の大問の(1)を正解できれば、61点まで取ることができます。これで平均点には届く、というわけです。
数学では、狙う高校に必要な得点やご自身の得意不得意で取るべき問題が
変わってきます。大問3,4,5の中では、毎年2問ほど難度の高い問題が出てきます。70点以上を安定して取るためには、こうした難問がどれかを見極め、
標準的な難易度の問題をミスなく得点することが大切となります。
【英語】令和4年度平均点=61.1点
過去5年平均点推移=54.1点、54.7点、54.4点、68.0点
都立高校入試の英語は、リスニング(20点分)以外の大問はすべて
英文読解形式であることがまず特徴のひとつに挙げられるでしょう。
中学校の教科書で扱われている各UNIT毎の文章よりも語彙数(文章の長さ)
は格段に多くなります。よって、定期テスト向けの文法の勉強も重要ですが、
長めの英文をたくさん読む訓練を積んでいくことのほうが入試の
英語には効果があるでしょう。
また、大問ごとの語彙数は、年々増加傾向にあり、スピード配分の重要性
が高まっています。時間を掛ければ読めるけれども、という状況をなくせる
よう、たくさんの英文に触れていくことが大切になってきます。
英語は各小問の正答率が3割~6割程度のものが多く、得点分布をみていくと、
どの得点帯にも同程度の人数が分布しています。これはすなわち、
英文読解での得点力の分布ともいえる状況と思いますので、早い段階から
英語長文を読む練習をしていきましょう。
先週末より、都立高校入試について、扱っています。今回は各教科の得点状況を中心に詳しくみていきます。
【国語】令和4年度平均点=68.8点
過去5年平均点推移=72.5、81.1、71.0、65.9
近年は高い平均点が続いています。得点分布をみていくと、60点を切る生徒さんは2割未満となっており、80点以上を取らなければ、他の生徒さんと差をつけるのは難しいと言えるでしょう。
とするならば、どの問題で取れるか、という考えではなく、基本は100点を狙いにいく中で、どの問題だったら、落としても仕方がない、という考え方で取り組んでいくべきです。読解問題の選択式問題で引っ掛けの問題はあまり見かけませんので、選択問題では満点を狙いに行き、前半の漢字の読み書きでの間違いは2問以内に、後半の古典を引用した読解問題で得点を落とさないようにする、ことが重要でしょう。
【数学】令和4年度平均点=59.0点
過去5年平均点推移=53.3点、61.1点、62.3点、66.5点
令和3年度入試ではグッと平均点が落ち込みましたが、それ以外の年度では
60点台前半の平均点を狙って作られています。
特徴の1つは、大問1の小問集合での配点の高さです。令和5年度入試では
大問1だけで46点の配点がありました。それ以降の大問では10点~15点となるため、大問1とそれ以降の大問の(1)を正解できれば、61点まで取ることができます。これで平均点には届く、というわけです。
数学では、狙う高校に必要な得点やご自身の得意不得意で取るべき問題が
変わってきます。大問3,4,5の中では、毎年2問ほど難度の高い問題が出てきます。70点以上を安定して取るためには、こうした難問がどれかを見極め、
標準的な難易度の問題をミスなく得点することが大切となります。
【英語】令和4年度平均点=61.1点
過去5年平均点推移=54.1点、54.7点、54.4点、68.0点
都立高校入試の英語は、リスニング(20点分)以外の大問はすべて
英文読解形式であることがまず特徴のひとつに挙げられるでしょう。
中学校の教科書で扱われている各UNIT毎の文章よりも語彙数(文章の長さ)
は格段に多くなります。よって、定期テスト向けの文法の勉強も重要ですが、
長めの英文をたくさん読む訓練を積んでいくことのほうが入試の
英語には効果があるでしょう。
また、大問ごとの語彙数は、年々増加傾向にあり、スピード配分の重要性
が高まっています。時間を掛ければ読めるけれども、という状況をなくせる
よう、たくさんの英文に触れていくことが大切になってきます。
英語は各小問の正答率が3割~6割程度のものが多く、得点分布をみていくと、
どの得点帯にも同程度の人数が分布しています。これはすなわち、
英文読解での得点力の分布ともいえる状況と思いますので、早い段階から
英語長文を読む練習をしていきましょう。