荻窪教室のメッセージ
勉強に対して前向きになるには【りんご塾】
2024.04.26
人は苦しい時ほど"意味"を考えたがる
以前、「りんご塾」を開塾したときには、勉強嫌いな子や勉強よりも外で遊びたい子が多く集まりました。彼らがよく言ったのは、「なんで勉強するの?」や「これって将来役立つの?」というもの。そんな彼らと一緒に、勉強の意味についてよく考えたものです。その後、算数オリンピックの専門塾になり、金メダリストを輩出するようになってからは、そのような質問もなくなりました。みな学ぶこと・考えることが好きで、勉強することに疑問はありません。
振り返ってみると、人生の意味とは?などという問いを投げかけるのは、たいがい人生が上手くいっていないときでした。幸せの中にいるとき、人は生きている意味など問いません。「なんで勉強するの?」と聞く子も同じで、勉強することが苦痛な状態にいるのです。
"絶対的な評価"のもとで勉強させる
学校教育では、成績で順位が決まります。例えば1位から100位まで決まるとき、50位未満の子どもは真ん中以下という無力さを思い知らされます。この状態で勉強を好きになれというのは酷です。このように学校では、学力は相対的な評価で序列化され、下位に位置すると逆転が難しくなります。子どもを勉強好きにするには、学力を相対的に位置づけされてしまう前に、絶対的な評価のもとで勉強させるのがよいのです。
勉強することに対して前向きな姿勢を
例えば、お子さんを算数好きに育てたい場合。幼児~小学校中学年までに、学年を超えて算数を学ぶことが重要です。りんご塾では、子どもたちが「自分は算数が得意なのだ」と意識するよう、「算数検定」や「算数・数学思考力検定」で定期的に到達度を計っています。また塾の全国模試などで100点を取ることは、学習に前向きになるにはとてもよい手段です。100点の答案用紙を手にして、人は勉強する意味を問うことはありません。逆に「どうして塾は週に1回しかないの?」と問われることがあるでしょう。