神戸深江教室のメッセージ
複数志願選抜
2023.12.22
兵庫県の公立高校入試で、「複数志願選抜」という制度があります。
これは、全日制の普通科(単位制を含む)と総合学科で、同じ学区(または隣接区域)に入っている「第1志望校」と「第2志望校」を同時に受験できる制度です。
この制度の特徴として、第1志望校には「第1志望加算点」を加えて合否判定が行われます。
この「第1志望加算点」は、第1学区の場合、25点が加算されます。
全日制と定時制など、課程の異なる学校については併願できませんが、現状の学力や志望校の難易度に合わせて、この制度をうまく活用するのも1つの手段だと思います。
ご存知の通り、合否判定の際、500点満点の学科試験は、半分の250点満点に圧縮されます。
考え方を変えると、同じ高校でも第1志望と第2志望のどちらにするかで、受験前に学力考査の50点分の差が生まれることになります。
例えば、難関校を志望したい場合は、第1志望に難関校を、第2志望に合格圏内の高校を選ぶという選択肢があります。ただ、この場合、第2志望は他生徒の加算点を考慮しても十分合格圏内になる高校を選ぶことが必要です。その理由は、自分にとっての第2志望が、他生徒の第1志望であるかもしれないからです。
では、難関校を第2志望で受験するとどうでしょうか?
その難関校を第1志望で受験している受験生には加算点がある一方で、第2志望の受験生には加算点がないため、得点上、不利になってしまうことがあります。
むずかしい選択ですが、志望校の合格ラインをイメージして決めていくことが重要だと思います。
なお、この「第1志望加算点」は、令和7年度入学者選抜後に再度検証し、必要があれば見直しを行うと発表されています。つまり、現中学1年生の生徒が高校受験する際は、この制度が変更になる可能性があります。
(参考:兵庫県教育委員会_記者発表_2022/3/17)
また、第1志望、第2志望とも普通科(単位制を含む)ではなく、総合学科を志望する場合は、特例があります。
学力検査(5教科)のうちの1教科を、副教科である「音楽、美術、保健体育、技術家庭科」の4教科から、希望する1教科の実技検査に替えることができます。
言い換えると、5教科で一番苦手な教科を、1科目だけ自分の得意な実技教科に変更することができるということです。
ちなみに、令和5年度入学の一般入試では、総合学科がある15校の受験者1,873人のうち、2.2%にあたる41人が臨みました。
教科別の受験者数は、音楽1人 / 美術4人 / 保健体育32人 / 技術・家庭4人で、保健体育が一番多かったようです。
(参考:神戸新聞NEXT記事_2023/3/11)
副教科に自信がある方は、この制度を検討してみましょう。
これは、全日制の普通科(単位制を含む)と総合学科で、同じ学区(または隣接区域)に入っている「第1志望校」と「第2志望校」を同時に受験できる制度です。
この制度の特徴として、第1志望校には「第1志望加算点」を加えて合否判定が行われます。
この「第1志望加算点」は、第1学区の場合、25点が加算されます。
全日制と定時制など、課程の異なる学校については併願できませんが、現状の学力や志望校の難易度に合わせて、この制度をうまく活用するのも1つの手段だと思います。
ご存知の通り、合否判定の際、500点満点の学科試験は、半分の250点満点に圧縮されます。
考え方を変えると、同じ高校でも第1志望と第2志望のどちらにするかで、受験前に学力考査の50点分の差が生まれることになります。
例えば、難関校を志望したい場合は、第1志望に難関校を、第2志望に合格圏内の高校を選ぶという選択肢があります。ただ、この場合、第2志望は他生徒の加算点を考慮しても十分合格圏内になる高校を選ぶことが必要です。その理由は、自分にとっての第2志望が、他生徒の第1志望であるかもしれないからです。
では、難関校を第2志望で受験するとどうでしょうか?
その難関校を第1志望で受験している受験生には加算点がある一方で、第2志望の受験生には加算点がないため、得点上、不利になってしまうことがあります。
むずかしい選択ですが、志望校の合格ラインをイメージして決めていくことが重要だと思います。
なお、この「第1志望加算点」は、令和7年度入学者選抜後に再度検証し、必要があれば見直しを行うと発表されています。つまり、現中学1年生の生徒が高校受験する際は、この制度が変更になる可能性があります。
(参考:兵庫県教育委員会_記者発表_2022/3/17)
また、第1志望、第2志望とも普通科(単位制を含む)ではなく、総合学科を志望する場合は、特例があります。
学力検査(5教科)のうちの1教科を、副教科である「音楽、美術、保健体育、技術家庭科」の4教科から、希望する1教科の実技検査に替えることができます。
言い換えると、5教科で一番苦手な教科を、1科目だけ自分の得意な実技教科に変更することができるということです。
ちなみに、令和5年度入学の一般入試では、総合学科がある15校の受験者1,873人のうち、2.2%にあたる41人が臨みました。
教科別の受験者数は、音楽1人 / 美術4人 / 保健体育32人 / 技術・家庭4人で、保健体育が一番多かったようです。
(参考:神戸新聞NEXT記事_2023/3/11)
副教科に自信がある方は、この制度を検討してみましょう。