名古屋清里町教室のメッセージ
コンセプチュアルスキル(概念化能力)を磨く
2023.12.27
数学の思考プロセスは①問題を数理的にとらえる。②問題を数学化する。③数学化された問題を解くことと説明されています。教室では計算力よりも数理的に捉える能力アップを目指しています。
「数理」とは事象の中に数学的な概念を見出し、それを数学的な考察や処理の対象にすることです。「1こ5円のアメを4こ買った時の代金」という事象場合、数理的にとらえるために頭に浮かんでいることを絵にします。絵によって生徒の捉え方、数理化の思考プロセスを講師も共有できます。
しかし、これが最も難しいです。なぜ掛け算なの、割り算なのと考えこむのは数理化の段階の問題です。だから問題の数・量・ 図形に着目してじっくり考察してもらいます。
次に数学化するとは数式としてモデル化することで、「代金=5円×4個」となります。あとは計算するだけ。ここは皆、お得意です。
社会の事象を数学の事象に置き換えて数理化、数学化のプロセスで困難な問題も解決することができます。未来の社会はAI技術が発展すると予測されてます。AIは計算だけでなく考える分野にも広がるでしょう。
人を共感されるにはコンセプチャルスキル(概念化能力)がとても大事だと思います。この分野は心をもった人間の分野ではないでしょうか。