2024.01.02
保護者世代(90 年代)との違い
大学入試は刻々と変化しています。一般的に大学入試というと「一般選抜」のことを言い、学力による一発 勝負を指すことが多いですが、この「一般選抜」も大きく変わってきています。
a.一般選抜(旧称:一般入試)の比率低下 かつては大学入試といえば一般選抜(旧称:一般入試。以下一般選抜で統一)で、推薦入試は学校の学 習をしっかり修めた人やスポーツや芸術に秀でていた人のための少数で特別な枠でした。
しかし今は学 校推薦型選抜、総合型選抜が 65%を占め、一般選抜はその分だけ縮小されています。
もはや「大学入 試において学校推薦型選抜、総合型選抜を一切考えない」という人は少数派となっており、大学入試は 複線化していると言えます。
b.思考力重視の入試に かつての「詰め込み型知識量勝負」の入試から 21 世紀以降、徐々に「思考力重視」の入試に変わって きました。
2021 年度からの新入試では明確に「思考力・判断力・表現力」を重視することが打ち出さ れており、大学入学共通テストにおいてもそれが形になりました。
また、英語においても「精読」から 「速読」、他にも「文法重視」から「読解重視」に変わるなど、求められる学力も大きく変化しています。