中学生中学英語の基礎:be動詞の意味、役割、使い方を徹底解説

中学校に入学し、まもなく学習するのが英語の「be動詞」です。これから英語を学ぶうえで、be動詞はすべての基礎となるため、今のうちにきちんと理解しておけば、英語のつまずきを減らせるでしょう。今回は、be動詞の意味や役割、否定文・疑問文の作り方などについて、英語が苦手な人でもよくわかるように解説します。

be動詞とは

英語のbe動詞とは、一体どのような動詞なのでしょうか。be動詞の使い方や意味・役割、一般動詞との違いについて解説します。

be動詞の活用形

be動詞は、主語や時制に応じて、異なる形に変化します。まず、動詞の原形と呼ばれる基本形は「be」です。現在形では「am」「is」「are」の3つが使われており、過去形では「was」「were」の2つの形が使われています。加えて、完了形や受動態などで使われる過去分詞形の「been」もbe動詞の一種です。
「am」は、主語が「I」の場合に用いられます。「are」は「you」などの二人称や複数形、「is」は「he」や「she」などの三人称単数の主語に対応します。「was」は単数の過去、「were」は複数や二人称の過去を表す際に使用されます。
これらの活用形は、いずれもよく使われるものです。きちんと使い分けられるように、しっかりと覚えておきましょう。

be動詞の意味と役割

主語の状態や存在を説明するために使われるのが、be動詞です。主に「~です」や「~にいます」といった意味を持ち、主語の直後に配置されます。実際にbe動詞を使った例文を見てみましょう。

He is tall. (彼は背が高いです。)
We are in the classroom. (私たちは教室にいます。)
I was at home after school yesterday. (昨日の放課後、私は家にいました。)

どの例文においても、主語のすぐ後ろにbe動詞が置かれているのがわかるでしょう。be動詞の意味としては、1番目の最初の例文では主語がどのような状態にあるのか、2番目・3番目の例文では主語がどこに存在しているのかを明確にする役割を担っています。

一般動詞との違い

be動詞と一般動詞の違いは、各動詞が示す意味にあります。be動詞は主語の状態や存在を示す動詞ですが、一般動詞は主語の動作や行為を示す動詞です。具体的には「eat(食べる)」「walk(歩く)」「swim(泳ぐ)」などが挙げられます。違いを理解するのが難しい場合は「be動詞以外の動詞はすべて一般動詞」と覚えておくと良いでしょう。

be動詞を使った否定文の作り方

否定文とは、「~ではありません」などの否定的な意味を持つ文章のことです。be動詞を用いて否定文を作る際は、be動詞の直後に「not」を配置します。実際に例文を見てみましょう。

I am not a student. (私は学生ではありません。)
They are not good at cooking. (彼らは料理が得意ではありません。)
She is not Japanese. (彼女は日本人ではありません。)

なお、一人称は「I’m not」と、二人称や複数形の否定形「are not」は「aren't」と、三人称単数形の否定形「is not」は「isn't」と短縮して使われるのが一般的です。短縮する際は、省略したアルファベットがあった箇所の上部に忘れずに「’(アポストロフィー)」を記載しましょう。

be動詞を使った疑問文の作り方

疑問文とは、何かを質問する際に使われる文章のことです。be動詞を使った疑問文は、主語とbe動詞の位置を入れ替えて、文末に疑問符「?」をつけるだけで作れます。実際に例文を見てみましょう。

Are you a teacher? (あなたは先生ですか?)
Is she your friend? (彼女はあなたの友達ですか?)
Were they in the park yesterday? (昨日、彼らは公園にいましたか?)

なお、疑問文を読み上げる際は、文の最後を上げ調子で読むのがポイントです。こうしたルールを覚えることで、質問形式の文がスムーズに作れるようになります。

be動詞の練習問題

覚えた知識を活用して、練習問題にチャレンジしてみましょう。( )の中に適切な英語を入れて文章を完成させてください。

1. 私の兄は医者です。
My brother (   ) a doctor.
2. あなたは学生ですか?
(   ) you a student?
3. 彼女は家にいませんでした。
She (   ) (   ) at home. ※一語でも可

解答

1. is
2. Are
3. was not(wasn’t)

1問目は、主語が「My brother(私の兄)」という三人称単数であるためbe動詞の「is」が適切です。「彼は医者です」という意味を持ちます。
2問目は、文末に「?」があるため、疑問文だとわかるでしょう。主語「you」に対応するbe動詞は「are」です。したがって「are」を文頭に置けば、正しい疑問文を作れると判断できます。
3問目の日本語訳には「いませんでした」という過去の否定の意味が込められていることから、be動詞の否定文を作ればよいとわかるでしょう。主語「She」に対応するbe動詞の過去形は「was」です。あとは「was」の直後に「not」を配置すれば、文章を完成させられます。もちろん「was not」の短縮形である「wasn’t」も正しい解答です。

まとめ

be動詞とは、主語の状態や存在を説明する動詞です。活用形や意味、一般動詞との違い、否定文・疑問文の作り方を適切に理解することで、英語学習の基礎を確立できます。
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