東船橋教室のメッセージ
学校の平均点から 県レベル水準や全国レベル水準ははかることは出来ません
2024.05.23
私は一つミスを犯しました。
いつものように画像で飾ることもやめます。
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以下、全文重要なので、是非是非ご覧ください。
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大事な面談のときに、直近テスト状況の点数のみで、その学校の実際の平均点との乖離計算をするのを失念しておりました。
いつもならしっかりと漏れなく伝えているのに!と自分自身に憤りを感じつつ、慌てて本日は保護者様に、この4月後半から昨日まで面談をやってきた保護者様と、これから面談予定のある保護者様にお詫びとアナウンスメントメールを送信した次第です。
昨日の夜(というか真夜中過ぎです)に
「ハッ!!そういえば・・・」と 気づいたのですね。
日々精進の心づもりで毎日気を張っておりますが、本当にすっかりその部分の説明が抜け落ちていたことに気づきました。
さて、ここでタイトルです。
~学校の平均点から 県レベル水準や全国レベル水準ははかることは出来ません~
これが本日のテーマとして捉えてください。
学校で実施される様々なテストの中で、「定期」と名前のついたテストは内申点、評定平均に関連する重要な内部テストです。
その他、実力テストとか学力テストとかありますが、こちらは学校の評価には関係ないことがほとんどです。
私立中学とか高校の場合は、定期考査以外に「小テスト」も評価対象になることがあります。
ですが、ほとんどが、定期テスト、定期考査から内申点と評定を決めていきます。
今の評価形式は3本立てです。
①知識、技能
②思考、判断、表現
③積極的な学習への参加
テストや考査は、これらの①②にあたるものです。
非常に重要ですね。
ここで、声高に伝えなくてはいけないのが、学校の定期テスト(考査)というのは、あくまでも学校の「その年度の生徒さんだけ」の内容です。
おわかりいただけると思いますが、この学校内のテストから県水準や全国水準をはかり知ることは出来ないです。
もっとわかりやすく言うと、学校のテストから合否判定など・・・とてもとても出来ないということです。
この業務を開始してから14年目・・・
ということは13年はまるまる 学校のテストや考査を見てきたわけですし、各学校による特性や違い、などなど追って参りました。
また、千葉県の船橋市だけではなく、市川市や鎌ケ谷市、千葉市、そして東京と色々分析をしてまいりました。
その数は優に4000事例を超えます。
(中学と高校だけで)
定期テストはやはり定期テストで教科書領域をとんでもなく逸脱するのは総合してみるとないです。
たまに教科書外とか、応用もどこかから持ってきたような問題などがあったりして、100点を取らせない目的かなというものも多く見てきました。
ですが、大学入試や高校入試のようなものとは違います。
範囲がしっかりと定められていて、平均点もそれなりに高いです。
それらのテストと入試は違うということを言葉で説明して、実際の入試問題を見てもらっても、なかなかイメージの払しょくが出来ないことがあります。
(こ、これが苦労するのです)
点数が例えば500点満点で400点ならば 8割は取れているよね、、、という内容ですよね。
確かにその通りです。
しかし、その問題の平均点がどの程度なのかによって、分析が全く違ってくるのです。
平均点が300点を超えて、ときおり320点とか330点とか、そういうテストを見ますと、すみません・・・・内容はかなり簡単です。
どちらかというと知識を問う問題です。
また1教科ごとにみますとたまに、平均点が70点台、下手したら70点台後半、過去何回か、80点台とか・・・ありました。
こ、これはもはや 古い言い方ですが、出血大サービス=点だけ見れば・・・という内容です。
平均点が80点のテストで自分の点数が仮に80点でもそれって、偏差値50でしかないので普通なのですね・・・。
ですからここにも魔物がひそんでいると言わざるを得ないのです。
目で見た印象として、80点!とあれば、平均点うんぬんじゃなくて、80点という点数を手放しで賞賛したくなります。
私もそうですし、実際、平均を聞く前に大賞賛したことは何度もあります。
でも
必ず「平均点はどうだったの?」ということを聞くのです。最初の答案が返された当初ぐらいでは、平均点がわからないですよね。
でも80点という点数を褒めます。
しかし後で、もし平均点が85点とか聞いたら ショックです。偏差値50割れているということになるからです。
ですから定期テストの結果から合否判断など、断じてしないのです。というか、誰もそこで判断はしないはずです。
この事実を真っすぐに受け止めてほしいのです。
カーブを投げるつもりはないです。
ストレートです。
どうか真っすぐに・・・そのまま真っすぐに受け止めてください!!