東船橋教室のメッセージ
大学入試の近年傾向 ~城南コベッツの受験対策~
2024.05.24
おはようございます!
本日も宜しくお願いします。
本日のテーマは、大学受験です。
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【2024 年度入試の結果と特徴】
2024 年度入試は、大学入学共通テスト受験者数が 491,914 人と、前年より 20,667 人減少しました(前年も 17,786 人減少)。
既卒生は 3,422 人減少(前年は 5,143 人減少)と、コロナ以降減少が顕著でコロナ前
に 10 万人強いた既卒生が 2024 年度入試では 68,220 人と 4 年間で 30%以上減少するなど入試の倍率や難易度を大きく変動させる要因になっています。
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このことが、どんなことに繋がっていくのか、ここを検証してみましょう。
a.対前年志願者指数(大学入学共通テスト)
対前年志願者指数(前年を 100 とする)は 96 と大きく減少(前年も前々年に対して 95 と大きく減少)。
コロナ前の 19 年度と比較すると 10%以上減少しています。とりわけ既卒生の減少は顕著で、上述の通りコロナ前から 30%以上減少しています。
b.対前年志願者指数(一般選抜)
対前年志願者指数(前年を 100 とする)は国立大学で 101、公立大学は 100。私立大学は 100 となりました。
地域別で見ても比較的安定傾向にあるものの、国公立大学における北陸地方の志願者指数が 90と昨年比で 10%減らしているところが特徴です。
出願直前の時期に発生した能登半島地震の影響で他地域の受験生が志願を避けたことが原因と見られます。
私立大学の大学群別にみると、早慶上理が 102、GMARCH が 101、成成明國武が 109、日東駒専が114、関関同立が 103、産近甲龍が 95 となっています。
成成明國武と日東駒専は 2 年連続の志願者増。
産近甲龍は昨年増加した揺り戻しと見られます。
c.学校推薦型選抜、総合型選抜の利用が継続して増加
学校推薦型選抜、総合型選抜の利用は年々増加しています。2024 年度の対前年指数は国公立大学の学校推薦型で 100、総合型は 106 となりました。私立大学の学校推薦型は 98、総合型は 104 となりました。
総合型の利用の増加が目立ちます。推薦・総合型の利用は一般選抜よりも「早期の準備」が求められます(学校の成績や英検などの級・スコア、課外活動実績などが求められるため)。
そういう意味では「大学入試対策の早期化」が起きているといえます。
ここが結論ですね。
大学入試対策の早期化と総合型選抜入試利用者の増加です。
上記にもう少し加えて言うと・・
大学入試で「大学入学共通テスト」が実施されて4年が経ちます。
この4年間の共通テストの実態を受験生も学校の先生も塾も保護者さんも皆知ることとなったのです。
どんな風になったのか!?
センター試験時代よりもはるかに難しい!!ここが答えです。
だから、共通テストを避けた入試スタイルとして、
高校生たちは、
①推薦
②総合型選抜
この2つから まずは考えるようになったということです。
推薦は、学校推薦型と公募推薦があります。学校推薦型は天下無敵の無双なのですが、公募推薦は倍率がそれなりに高くなります。
学校推薦型である程度いいところを希望しようとすれば、1年の一番最初の定期考査から、それこそ良い点数を取ってAランクにならないとなかなか大変です。
そのため、総合型選抜入試と言って、昔のAO入試を選ぶ生徒さんが増加したということなのです。
皆考えることが似つかわしいですよね。
従いまして、作戦を立てるときには、国立大学をはなから捨てる必要はないと思います。