東船橋教室のメッセージ
大学入試の多様化
2024.05.27
大学入試は多様化しています。
細かくみていくと、もはや何種類あるのかわからないくらいの方式がありますが、多くの受験生が利用する代表的な入試とその特徴を以下の図でご確認ください。
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いずれの入試も「こうすれば確実に合格できる」というものはありません。
特に学校推薦型選抜と総合型選抜については、面接試験が課されることもあり、不確実性が高い入試といえます。
何故なら
人が人を見る試験ゆえに採点基準が一律でないからです。
学校推薦型選抜も総合型選抜も積極的に利用していきたいものですが、
この「不確実性」というリスクに対応するため「ダメだった場合は一般選抜でいく」という準備をしておくことが不可欠です。
「推薦で行くから大丈夫」はありません。
推薦への期待感、総合型選抜入試への期待感が大きすぎると、学習の手が止まってしまいがちです。
気持ちが急くといいますか、まだ合格も何も決まっていないのに、合格した気分になってしまうのかもしれません。
これが最もリスクの高いのです。
中学受験でも高校受験でも大学受験でも、合格するまでは絶対に安心してはいけないのですね。
何があるのかわからないというより・・・
合格を決めるのは、学校側であるという大原則を覚えていてほしいのです。
・自己採点をして点数がよかったから合格だ!
・推薦もらったんだから、間違いなく合格だ!
・評定平均値が人より高い!だから大丈夫だ!
・総合型で面接もうまくいったはず!あとは発表だ!
どこにも根拠などないですよね。
想いが過ぎると想定していた結果と違うと人間誰でもズドンと落ち込みます。
根拠ないものへの期待感を裏切られたとき、人はパワーをも失ってしまうのです。
結果がダメだったあと、切替早く 次は一般受験対策だ!となれるでしょうか。
なかなかなれないですよ。
ですから、
推薦であれ、総合であれ、一般受験になだれ込むかもしれないという想定を最初からもっておき、準備をしておくべきなのです。
想定だけではだめですね。
準備をしておく、、、つまり学習の手をとめないことです。
近年は、総合型選抜入試の希望者が増加しています。こちらは、旧AO入試です。
大学が掲げるAO(アドミッションオフィスポリシー)の沿った人物を満たす人材を発掘して大学への入学許可を出す方式です。
学校推薦型よりも着手が早いことから利用者も増えています。
以前のAO入試時代と大きく違うのは、多くの学校が学業成績を求めるようになってきたという点です。
これは何故かというと、AOで入ったはいいけれど
①大学が求める学力に達していない
②そのため退学者が増加
この現象です。
大学入試が多様化していますが、そもそも論として言えば、大学は高校のあとの高次元の教育をさらに磨いていくところです。
高大接続なのです。
ですから、しっかりとした高校学習の履修があってこそということです。