東船橋教室のメッセージ
大学入試 総合型選抜で、大学側は何を見るのか!?
2024.06.13
私立大学の学校推薦型選抜、入学者のうち60%が指定校推薦(今は学校推薦型入試と名前が変わっています)です。
この事実からわかりますように、昨今の大学入試は、1980年代から見ると、大幅に変わったのだということがわかります。
同様に増えてきたのが、総合型選抜入試です。
昔から推薦入試は中学受験でも高校受験でも大学受験でもありましたが、総合型選抜の入試方式の登場によって、またまたがらりと変わっていったのです。
総合型選抜入試=旧AO入試(アドミッションオフィスポリシー)の台頭で、よりプロフェッショナルな知識を有する学生を選考する流れが出来上がったのです。
日本で一番最初にAO入試が実施されたのは、1990年慶応義塾大学においてです。
当時はまだ知られていなかった方式でしたが、その後、多くの大学が導入して、今の拡大があります。
今回のテーマは、
「総合型選抜で、大学側は何を見るのか!?」です。
結論を言います。
総合型選抜では、調査書をはじめとする「高校等における学習成果」、そして「面接・討論等」を取り入れている選抜区分がそれぞれ全体の9割を超えています。
この傾向は、対策を組むうえで大きなヒントになることでしょう。
つまり、大事なのは、
①高校の調査書
②面接
です。
ここにもう一つ敢えて付け加えるのであれば、
③小論文
でしょうか。
数値面で圧倒的に 調査書と面接が重視されているのがわかります。
さてさて、ここでナンバー1になっている高校の調査書ですが、これはもうわかりますよね。
学校の調査書ですから、
定期考査の結果とか、出欠席の記録などです。
総合型選抜(=旧AO)は、学力は関係ないのでは?
もしもし、、、
それこそ、ちょっと妄想であります。
総合型がなぜ、学校の調査書を最重要視「し、はじめたのか」を考えてみましょう。
この重要なポイントが見えてこないと、高校3年になるまでその事実がわからず、下手したら失敗します。
学校の調査書を最重要視している背景は、
大学側が求める学力にあるのです。
例えば、英語は、英検で言えば準1級レベルを求めるところが多いです。何も出来ないのに、大学がほいほいと合格者を決めるはずがないではないですか(苦笑)
大学って、
機関と一緒です。
その先には「院」があったりしますが、将来の日本を背負って立つニューリーダーの巣窟なのです。
最高機関の教育を受けて、日本をさらに進化させるべく中心的な頭脳です。
ですから、求める人物像に合致していて、尚且つ学力を有していなければ、合格はしないのです。
ちなみに上記の調査結果は
文部科学省が公表している大学・短大の入試に関する調査結果から明確にわかる
ことです。
一番求められるのは、学校の調査書です。
現在、高校1年生の方、現在 中学3年生の方、ここはすごく意識しておきましょう。
学校の調査書をつくりあげていくのは、先生ではなく、生徒さん自身です。
知っているか 知らないでは、大きな差が生まれてしまいます。
こちらを見て知った人は、
今すぐに、自分の学習の状況を確認していきましょう。
今の入試は、定期考査一つ一つで結果を出し切ることが対策の一番となります。