東船橋教室のメッセージ
高校生 英語の報告書で多いのは、「単語」についてのこと 絶対に押さえるべきは3項目!
2024.07.16
城南コベッツ東船橋教室は、授業ごとの報告書を保護者様に送信するようにしています。当日中か翌営業日までに、今回の授業内容がわかるように送りますので、
今どんなところをやっているのか、とか、どういう部分で躓いてしまっているのかについても保護者様と共有できるようにしています。
高校生の英語授業の後の報告書では、非常に多く「単語、熟語」についてのコメントが入ります。
一言で言うと、「語彙力不足」という指摘なのです。
これは、何も今年に限ったことではなく、去年今年というわけでもなく、ずっとです。
中学までの英語学習と高校に入ってからの英語学習・・・
どのぐらい違うと思いますか?
私は、雲泥の差だと感じています。
小学校、中学校で英語が得意だった!とか、、、
英検3級、準2級取得している!とか、、、
正直なところ、それが高校英語の底力を押し上げる要素にはなりません。
小中で英語が得意な子は、わんさかいます。道を歩けば英語得意にあたるね、ぐらいいます。
でも高校に入ってから、中学と同じ感覚で学校の授業を受けたりしていたら、多分置いて行かれてしまいます。
そんな やさしい シロモノではないというのが私の感覚です。
このことを、中学在籍のうちから生徒さんや保護者様に伝え、伝えて頑張って啓蒙活動しているのですが、「そうなんですか」で終わってしまうことが多いです。
実際、高校の英語では何が必要なのか!?
これは私感ですので、絶対ではありません。
①高校英語は予習は必須!!
②高校英語は不断の努力で単語力増強は必須!!
③高校英語は文法事項を参考書まがいに覚えていく必要がある!!
この3つです。
まず最初の「予習」についてですが、これ皆さん、異論あり?ですか。いやぁ、私は絶対必要だと思います。
学校で習うために自分で予習しておかないと、マジで和訳の嵐で狂いそうでしたよ、私は。
とんでもないスピードの授業で、え?マジか・・・と自分で自分が あれれとなってました。
中学時代、英語なんて 言葉悪いですが、ちょちょいのちょいでした。
でも高校は絶対予習しないと置いて行かれるこの感覚!今思い出しても やばいです。
続いて「単語」=語彙力増強ですね。
これは学校が何かをやってくれる、塾が何かをやってくれる、というのを待ちの体制でいてはいけないと思います。
不断の努力と研磨です。
誰から何も言われずとも、英単語は毎日だと思うのです。
それと熟語ですね。文法事項がわかっていても熟語がわからないと解けない問題なんていっぱいあります。
ですから、語彙力増強は、必死でやらなくてはならないのです。
一日100語!
この繰り返しでしょうか。
(※100語をパーフェクトに暗記などできません。どうせ忘れるので、100語単位で、ターゲットとかがボロボロになるまでやる!)
そして文法。
会話英語で ふがふが~
私、日本の入学試験制度上で考えたら、会話英語で ふがふが~は あまり通用しないと思います。
会話は海外旅行とかで使って、受験のための英語でしたら、やっぱり文法事項を歩く参考書になるまで たたきこむ必要があると感じます。
もう、たいてい、上位に受かったひとたちに聞くと、そうですね・・・過去1名を除いては、全部 英語の文法は「歩く参考書」状態でした。
その1名というのは、変わった方ですが、どちらかというとリズム英語で習得したみたいです。ホントかな(苦笑)
で、
講師からの指摘が一番多いのが、単語になるわけです。
高校英語ってreading のシェアが圧倒的に多いのですね。共通テストとか見たらわかりますが、全部読解です。
だから読む力が求められているのですね。
中学時代は単語のスペルとか わーわー言われましたが、
高校の英語は、和訳ですよ。
(もちろん単語のスペルは一切いらないというわけではございません)
和訳です。
とにかく和訳です。
では、ちょっとした高校英語の文章、これサッと和訳できるかどうか試してみてください。
身近にそういう問題集などがなかったら、本屋さんに行って、センター試験時代、共通テスト時代の英文でもいいです。
ペラペラとめくってみてほしいのです。
どうでしょう・・・。
なかなか骨っぽいですよね。
これが、たとえば一般受験として学校独自の問題に臨む場合には、そのテーマの偏りもあるかもしれませんが、よけいに読解しにくいです。
ザッとみても単語がわからない・・・
文量が多くてうんざりする・・・
そうなってしまうはずです。
好きな小説家の小説を読むのとは違いますからね。
もし英語が嫌いな人だったら、もはや 苦行ですよ、苦行。
私、英語好きですが、正直 途中で面倒になるぐらい長いです。長文!って感じです。
村上春樹とか京極夏彦とか、森見登美彦などの好きな現代作家の方の文章なら、どんなに長くても全然苦になりません。(特に京極夏彦さんの小説の分厚さは活字中毒の私にとっては、ゴクリものです)
しかしなぁ・・・英語の長文は それがハリーポッターとか、目をつぶれば映画にシーンが蘇るぐらいの状況で英文見ても想像すくものならいいですが、初見でしかも「問題」ということになれば、身構えてしまうし、楽しめないし、
ぐったりですよね。
そこなんです。
それって頭の中で懸命に和訳しているから、疲れるのでしょう。
だったら英語を英語のまま理解できるようになればいいじゃないか!というのは正論なのですが、
そんな人は1000人いたらごくわずかしかいませんよ。
ですから英語習得にはかなりの時間が必要だ!!ということです。
文系であろうと理系であろうと、英語から逃れることは、ほぼ出来ませんので、腹をくくってやるしかないです。
単語です。
単語を覚えるために、自分なりの方法を見出していきましょう。
(高校英語はとりあえず、和訳ですよ)