東船橋教室のメッセージ
小学生から算数強くしていきましょう!中学以降も数学に思い切りこだわりもって 大吉!!
2024.10.07
◆中学受験で、多くの生徒さんが苦労するのが「算数」であることは間違いありません。
◆高校受験で、全国4割の生徒さんが、「数学」に最も時間をかけて、
「数学」で最も苦労されているのも間違いありません。
大学受験では、そんな小学生、中学生の「今」を如実に表すこととして3つの現象が起こっています。
①文系志望者が多い(高校偏差値中位以下は圧倒的に)
②総合型選抜や推薦狙いが多い
③最初から私立大学を志望する傾向
この3つです。
①文系志望者が多い現象については、今に始まったことではありませんが、以前に比べても傾向顕著です。私の感覚では、やはり平成25年に高校の教科書が全面改訂されたときから、特に顕著になっている印象です。
また、上記で、高校偏差値中位以下は圧倒的と書いたのは、噂とか肌感覚ではありません。生徒さんとか保護者さん、及び学校の先生たちとの繋がりの中で得ているデータです。
たいていは高校1年生のうちから、2年以降の調査をアンケート形式で実施します。
その際、「理系を選択した場合には数ⅢCまで(または数Ⅲ)」が普通ですので、学校側も慎重に選択させる傾向が強まりました。
そのため、文系クラスが9割、理系が1割なんてことが多発状態です。
さらに学校側の事情も少々あるようです。数学や物理を指導できる教員の不足もあって(今は情報Ⅰも教科ですから、相当大変のようです)文系へさりげない誘導もされている実態もあるみたいです。
②の総合型、推薦狙いが多いのは、もう数値データが物語っています。
総合型(少し前までAO入試と言われていました)は、1990年が最初でしょうか、慶應義塾大学がはしりですよね。
その後、国立でも2000年から一部開始されたとのことです。
1990年台当初は、まだ一般受験が80%、推薦とかAOは20%ぐらいでした。
大学入試!というと、何となくねじり鉢巻きイメージで、3時間の睡眠時間で・・バリバリやる印象でしたが、どんどん総合型と推薦が増えていったのです。
今は、総合型と推薦が60%で、一般が40%の時代ですから、大逆転もいいところですね。
でもここには、特に私立大学の学生確保の苦慮が大きく滲みます。
学生確保です。端的に言えば。
私立大学も株式会社と一緒です。経営するためには学生が入ってこないと成り立たないので、確保のための手段として、学業よりもアドミッションオフィスポリシーで行ってみようか!という流れでした。
でもここ数年、総合型で入った学生さんたちの退学も相次ぎ、大学が求める学力に到底追いついていないということで、留年決定措置とかもあり・・・
大学側が問題視しはじめ、純然たるAO入試(アドミッションオフィスポリシー入試)に学校成績要素を追加した形での募集に切り替えているところも多くあります。
③の最初から私立大学という流れは、国立を目指すけれどダメだったら私立というものではなくて、
最初からです。
最初から私立大学を目指す流れは、とどのつまりは、共通テスト避けです。
共通テスト利用入試として私立大学受験→私立大学独自出題の一般受験
これが一般受験する人たちが多く考えるルートとなりました。
国公立大学を目指すとなれば、6教科(英語、数学、国語、理科、社会、情報)受験ですし、センター試験時代とはくらべものにならないぐらい、共通テスト難易度がアップしたのですから、避けられる要素満載です。
高校生たちも
学校の先生たちも
保護者様も
塾の先生も
みんなみんな、共通テストは「難しい」というのを知っているからです。
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なので、私はことあるごとに生徒さんとか、保護者様面談の際にこう言います。
①理系にしましょう
②一般受験にしましょう
③国立狙いましょう
勿論、これはその生徒さんが「数学」が好きで数学優位の場合に発します。数学が苦手で、英語、国語、社会がすごく得意な子には、なかなか軽はずみに言えることではありません。
でも
なんとなく教科バランスがいいとか、数学はバリバリ出来る感じじゃないけれど、さほど悪くもないという生徒さんには、
理系ー一般受験ー国立!
と言ってます。
国立大学理系、けっこう穴場多いと思うんですよね・・・。(実際)