東船橋教室のメッセージ
教科書検定の潮が変わる日
2025.03.28
本日も宜しくお願いします!

さて、本日のテーマは、「教科書検定の潮が変わる日」です。
ちょっと謎っぽいタイトルですが、簡単に言うと教科書に採用される内容が色々変わって来てますよというお話です。
まずは、
高校教科書、生成AIの記述急増 1点から48点に リテラシー育成意識
という記事から。(※毎日新聞の記事のURLです↑ ↑ ↑)
内容の抜粋をすると、
20年度の前回検定で英語の1点のみに記載された生成AI(人工知能)は、急速な発展を受けて8教科48点に急増
とのことでした。
昨今、AIという文字が躍らない日はありませんね。
もはやスマホと同じように生活に必須の技術になってくるのではないでしょうか。
同時にとんでもない発展性を秘めた生成AIの技術はまるでパソコンのCPUだとか、RAMなど処理や記憶媒体の技術が向上していくと同時に、もっとリアルになってきて、しまいには、ロボットですよ、きっと。
すごい世の中です。
続いて
国語
高校教科書「現代の国語」、半数に小説 掲載見送り一転
という記事。
内容の抜粋をすると・・・実用的な文章を扱う必修科目「現代の国語」は、18点のうち9点が小説を掲載した。文部科学省が「小説が入る余地はない」などとしていた2020年度の初検定では、小説を載せた第一学習社の教科書が合格し、シェア1位に。掲載を見送った他社からは不満が噴出した。今回の検定では、小説を載せた教科書会社が目立った。
とのことでした。
私はこちらの方にとても興味を持ちました。
実は、最近の入試問題の国語は、
説明的文章の読解よりも小説文の読解のほうが難しくなっているように感じたからです。
・・・いや実際そうだと思います。(気のせいではなく)
私はこの現象は、教科枢軸である「英語」「数学」「国語」という3つの教科のハイパー強化の一環だと考えております。
国語の小説とか物語の読解が重視されているのは、
「人の気持ち」をどう理解するのか?
という部分、つまりコミュニケーションという社会に出てからもずっと大切な内容を子供時代から醸成させていきたい意向のあらわれではないでしょうか。
コロナ、マスク文化、コミュニケーションがどんどん希薄になり、SNSなどのフィルターを通すことで、自分じゃない自分を、下手したらちょっと怖い自分を、狂気な自分を簡単に出せる・・・・
そんなネットの怖さに 大人たちがしっかりとメスを入れなくてはいけないと思い立った流れの一環ともいえるのではないでしょうか。
英語、数学、国語・・・この3教科は「主要3教科」と言われていますが、やっぱり大切なのです。
理社が大切ではないとは言いません。理社も大切です。
ですがそれ以上に小学校、中学校、高校、大学、社会人となっていく中の全過程ですごく重要な教科、それが「英語」「数学」「国語」であると考えます。
最近、
将来のためにどんな教科を学び強化すべきか?とか何をやるべきか?と問われる問いが芸能人の方々にも投げられています。
その中で、
やはり
教科として一番にあがるのは「英語」です。
あとは、「スキル」みたいなものがあげられることが多いです。
実際、文部科学省がこれから新学習指導要領を作成して教科書がまた変わる段になって、英語はまたまた強化されるのが目に見えています。
そうそう、
そういえば一つ情報があります。
千葉県公立高校入試の英語の件ですが、出版会社さんなども調べたようですが、教科書にも登場しない単語が27単語あったようです。
なかなかですよね。
ですから英語は、だんだんと「共通テスト」っぽくなっていくのではないかと予想しています。
それがゆえに、学校のテストでも「教科書外出題」をしている学校が多くを占め、1年生から3年生までの全内容を正確にみていくと、
なんと80%以上の学校、学年で、教科書外出題があるのですね。
ですから英語については
学校のワークをやっていれば点数が取れるよねっていう時代ではないということです。
とにかく、今は
教科書検定の潮目が変わりました。
次の教科書改訂はマイナーチェンジではなくて、メジャーアップデートになります。
教科書が大きく変わります!