平素はお世話になっております。
東船橋教室となります。
先日に引き続き、【社会】についての改訂ポイントなります。
まず新学習指導要領にある、改訂することによって生徒に求めらるのが、「社会的な見方・考え方」になります。複雑化する社会の課題を追究し、その課題を解決する思考力や判断力を身につけることが目標です。そのために広い視野を持ち、学習することが重要になります。
【地理・変更内容】
地理は内容が減少し、授業時間が調整され120時間から115時間となります。「世界の地域構成」と「日本の地域構成」は、大項目「世界と日本の地域構成」として再構成され、世界の人口や地形といった世界地理分野が一部除かれました。その他、地形図などを使った地域調査、地域の在り方の考察の学習順序が変わり、時差と国の領域が中1のかなり早いタイミングで習うこととなりました。
時差計算をうまく出来ない生徒が多いため、早いうちから対応を迫られることとなります。
【歴史・変更内容】
歴史は授業時間が調整され130時間から135時間になります。日本の歴史と関連付けながら、世界史の内容が増加します。そのほか、日本の領土の画定や現在の政治制度の来歴に関連する歴史的な事象を詳しく扱います。
変更内容の特徴としては、特に日本の歴史 と結びつく世界史の内容が充実します。モン ゴル帝国がなぜ広大なユーラシア大陸を支配 し、元寇を起こしたのか、ムスリム商人の活躍がのちの大航海時代に影響することなどが追加され、 また近現代において、日本の領域についての学習や、現在の政治制度に関連する内容を詳しく扱うようになります。
歴史は横のつながりを意識した世界史の理解を求められることになりました。高校社会との関連を強化する意図が見受けられ、世界史の内容がいずれの教科書でも増大しています。
【公民・変更内容】
「領域」や「政治参加」に関連する内容に加え、「人工知能」「仕事と生活の調和」「起業」など、今の時代を反映した内容の充実がはかられ、時代を反映した新しい用語や学習項目の登場しました。具体的には人工知能(AI)、SNS、ビッグデータ、IoT、仮想通貨、クラウドファンディングなどが追加されます。
こういった急速な情報化の進展を反映してICT用語が多数掲載されるなど、変化の傾向として社会参画を意識した構成がより強調されています。
以上、社会改定内容となります。改訂目標に挙げられる「社会的な見方・考え方」とはすなわち、現代にある社会的事象をさまざまな視点から捉え関連付けることです。予測されることでいえば、複数の資料を扱った問題や、複合的な考え方が必要になる問題が、問われることが予想されます。今後はこういったことに対応するための取り組みが必要になります。
東船橋教室では、基本的な学力向上はもちろんですが、志望校の相談から試験対策、今回の教科書改訂についても、併せて相談を承っております。
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