さて、ようやく夏休み突入です。
1.2年生で学習した地歴テキスト1冊分が夏休みの宿題の範囲だという学校があれば、よく自習に来てくれている中3のお子様は、もうすでに1教科分のワークの範囲が終わったとか...。
夏休み前の宿題にかける思いはそれぞれです。
その中でも好き嫌いがはっきりと分かれるのが読書感想文です。
読書感想文なんてなくてもよくない?なんて意見もちらほら聞きます。
2020年にはTwitterで「読書感想文不要論」で盛り上がったのも記憶に新しいです。
要らないと思えば要らないかもしれませんが、要ると思えば要ります。
少し長くなるかもしれませんが、
乱文①にお付き合いください。
まず、読書をすることの大切さですが...
- 言葉を知る
- 漢字を知る
など、主にインプットが中心です。
言葉を知ることは、全ての教科のいしずえです。
日本語は、同じ言葉を繰り返し使うことを嫌い、似たような意味を持つ、違う言葉を多用します。
国語では「傍線部と同じ意味を持つ言葉を本文中から〇字で抜き出しなさい」という問題をよく見ます。それほどに言葉の言い換えは重要です。
言葉の意味が分からなければ、候補を探し出すこともできません。
果たして言葉の意味はどこからインプットしてくればよいのでしょうか。
ニュース?テレビ番組?Twitter?漫画?ラジオ?
なんでもいいです。実はどれも大事です。
音の出るニュースやテレビ番組、ドラマを見ていると、知っている言葉でもイントネーションが違っていたりすることがあります。
一方で、文字だけの媒体を読んでいると、読み方がわからず適当に読んでしまうことがあります。
音の出る媒体と、文字だけの媒体において同じシチュエーションで、同じ言葉が使われたとき、その言葉の意味と発音を正しく理解することができます。困ったことに英語と違って日本語の辞書には発音記号がありません。
その媒体の一種として小説や物語文を使わない手はありません。
小説一冊の中には無数の言葉が使われています。
小説家はプロの物書きです。小説家は言葉を正しく使います。
小説を読むことによって、正しい言葉遣い、正しい意味をインプットできます。
その言葉遣いは、他を圧倒して信頼できます。
言語というのは、伝えて意味があるのではなく、伝わってはじめて意味があります。
本来の意味とはずれてしまっていても、伝わればOKです。
代替を「だいがえ」と読んでいても伝わります。
しかし、間違って覚えていたら、伝わらない言葉のほうが多いです。
言葉が伝わらないと、勘違いを生み出します。
勘違いは余計な手間を増やします。トラブルも発生します。
言葉は正しく覚えて、正しく使えるようにしておくほうがいいのです。
まとまらない文章を失礼いたしました。
小説を読むことを苦としない人間の意見なので、どれほど参考になるかわかりませんが。
以上、読むことの大切さ編でした。
次回は、書くことの大切さ編も考えています。
【問】
下線部①
乱文と同じ意味を持つ言葉を文中から8字で抜き出しなさい。
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