2024.05.15
指定校推薦と総合型選抜の違いとは?
総合型選抜は、各大学が近年募集枠を増やしている選抜方法です。以前はAO入試と呼ばれていました。
2021年度から「総合型選抜」という名称に変わり、2022年度入試では国立大学の78%、私立大学の91%が実施しています。AO入試の頃より大幅に増えましたね。
出願は9月1日以降から始まり、選考期間を経て合格発表は11月1日以降に行われます。一般選抜(一般入試)や学校推薦型選抜(指定校推薦)とは異なる選考方法を採用しているため、志望する大学の選考方法をよく確認しておきましょう。 早ければ6月ころからスタートすることもあります。
〇指定校推薦
指定校推薦は、特定の高校から推薦される制度です。高校側が提携している大学に推薦する生徒を決定します。
部活動やボランティア活動などの課外活動と、学業での好成績が評価対象です。日々の努力が重視されるため、希望する場合は勉強と生活態度に気を配ることが重要です。ただし、高校ごとに指定校推薦の枠が決まっているため、希望しても受けられない場合があります。試験は書類選考を経て、面接と小論文が課されることが多いです。指定校からの推薦を受けた生徒は、ほぼ100%に近い確率で合格できることが一般的です。
〇総合型選抜
総合型選抜(旧AO入試)は、受験生の学ぶ力を総合的に評価・判断する選抜方式です。
この選抜方法の目的は、各大学はその大学にあった人物像に合った生徒を採用することです。そのため、
大学がどのような学生を求めているか(アドミッションポリシー)を確認しておく必要があります。
勉強以外にも特技や才能、個性、志望する学部での目的と意欲が評価対象となることが特徴で、大学側は知識・技能、思考力・判断力・表現力、学びへの意欲や人間性などを多面的に見ます。人間性を重視するため、たとえ学力が伴わない大学でも合格できるチャンスが与えられます。
志望動機や入学後の展開をアピールする志望理由書を提出することが一次試験、その後、面接試験と小論文が実施されることが一般的です。そのため小論文をしっかり書けるようになっておくことが必須です。
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