2022.03.21
厚木中 中1 英語93点
厚木中 中2 英語20点up
厚木中 中2 国語23点up
南毛利中 中1 国語84点
南毛利中 中1 国語80点
南毛利中 中1 英語81点
南毛利中 中1 社会10点up
南毛利中 中1 数学32点up
相川中 中1 数学24点up
相川中 中1 国語10点up
林中 中2 英語19点up
林中 中2 英語87点
林中 中2 数学91点
林中 中2 社会18点up
Tel:046-297-3540
受付時間:15:30~20:00/日祝休
2022.03.21
2022.02.16
お金の動きと人の行動を学ぶ学部です。経済学部、経営学部、商学部が代表的な「経済系学部」となり、経済学部は世界や国内の経済全体を学び、経営学部は企業の経営、マネジメントなどを学び、商学部ではマーケティングなど、より最終消費者に近いところでの研究をします。これら学部は3つに分かれている大学(例:専修大学)、経済学部と経営学部が合わさっている大学(例:学習院大学)、経営学部と商学部が合わさっている大学(例:近畿大学)、経済学部と商学部が合わさっている学科(例:駒澤大学)など、様々な形が取られています。
【経済系】
経済活動を大局的な視点から解明し、豊かなものに変えていくための手法を研究する学科です。現代社会が抱える問題を「経済理論」「経済政策」「経済史」の3点からアプローチして問題解決を試みます。国や世界全体の経済の仕組みをテーマとする「マクロ経済学」、企業や消費者の経済活動をテーマとする「ミクロ経済学」、適切な金融政策の研究をテーマとする「金融論」、適切な貿易(関税など)や規制などをテーマにする「国際経済学」など、広く俯瞰的な経済学と言えます。
【経営系】
人や物、金、システムを効率化することなどで経営の質を最大限高めるための方法を研究する学科です。他社との競争に勝つために、「何に、いつ、どのくらいのお金を投資しして何を行うか」「社員の育成をどのように行うか」「社員の力を最大限生かせる人事配置は」「社員のモチベーションを最大限引き出すためにはどうするか」など、大きな視点である経済学に対して、より「人」に近い学問であるため、「人間についての研究」という側面が強い学科と言えます。
【商学系】
商品を売るためのアイディア、マーケティング(広告効果とターゲット選定などの研究)、現場でのサービス、流通、財務管理や証券市場を研究する学科です。より販売の現場(最終消費者のいる場)に近い研究をするため、私たちの日常に最も近い経済学と言えます。経営学と同じく、人の心理や思考、世代別や男女別の志向を知る必要があるため、「人間についての研究」という側面が強い学科です。
行動経済学:心理効果を巧みに利用するデアゴスティーニ
デアゴスティーニのCMを見ると「いいなあ」「欲しいなあ」と思う人も多いのではないでしょうか(特に男の子)。同社は書籍を制作し、販売することで会社を経営しているわけですが、その経営法の根幹は心理学・人間科学に基づく「行動経済学」なのです。同社のビジネスモデルと「欲しくなる理由」を見てみましょう。
① 単純接触効果
人は繰り返し接すると好感度が増すという特徴を持っています。この心理効果を狙い、CMを打ちます。
② アンカー効果
創刊号を半額で売るというのが同社の手法ですが、通常価格を見せてから半額にすることで得した気分にさせることができます。これを「アンカー効果」といいます(人は最初に見た数値に心を縛られます)。
③ 男性をターゲットにする
同社の商品は鉄道(その他乗り物系)、映画、軍事ものなど、男性が好みそうな商品が多いのが特徴です。これは心理的に女性が「買うことで満足感を得る」傾向があることに対し、男性は「集めることで満足感を得る」傾向があることに起因します。収集癖の強い男性をターゲットにするのです。
④ 希少性の原理
創刊号はたくさん売っていますが、号数が進むにつれ冊数が減っていきます。すると「今しか買えないかもしれない」という心理が焦りを生み、「買っておこう」と思わせます。
⑤ 保有効果
たとえば毎号ついている模型を少しずつ組み立てて完成を目指すタイプのものでは、少しずつつくることで「とても価値のあるものだ」と思うようになります。完成させたい欲が強まり、また雑誌についている小ネタなどから知識を得ることで、より楽しみに快楽効果が付加されます。
⑥ 送料無料の定期購読
毎号書店で買っていると、忘れてしまったり、面倒に思ったりします。しかし、一度始めた以上、「コンプリートしたい」と思うので(この時点で心理効果抜群なのですが)、送料無料の定期購読が効果的になります(しかも特典つき)。
⑦ コンコルド効果
途中で少し飽きてきても、これまで投資してきたこと、時間をかけてきたことから「そう簡単にやめられない」という心理が働きます。これは超音速旅客機コンコルドが投資を続けて結局失敗したエピソードから「コンコルド効果(コンコルドの誤り)」と言います。デアゴスティーニ社の商品には「途中でやめられない」心理効果があります。
⑧現状維持バイアス
人は、なかなか現状を変えることができないという特徴があります。これを「現状維持バイアス」と言います。携帯電話のプラン変更を面倒に感じるのもこれです。デアゴスティーニ社のすごいところは、申し込みはネットで簡単にできるのに、解約はわざわざ電話しないとできないようになっています。
⑨ 完成欲(完走欲)
デアゴスティーニ社の凄いところは、シリーズの終了をはじめから示しているところです。「あと〇〇で完成」とわかると、人はその完成の達成感を求めます。最終的にかなりの額になりますが、それを月払いで割って小さく見せるなど(「マグニチュード・エフェクト効果」という)、非常に巧みです。
2021.12.24
理学の研究成果をもとに社会で役に立つものづくりを研究する学問。機械系、電機系、情報系、建築系、化学系(生物系)に大別され、日々、新たな製品の開発に取り組んでいます。理学と比べると、安全性や環境対策などにとりわけ注力されるのが特徴です。
【機械系】
輸送用機械(自動車、鉄道、航空機、船舶)、工作機械(トンネル掘削機、レーザー加工機など)、熱機関(外燃機関、内燃機関、発電機など)、ロボット(人型、産業用など)の研究・開発を行う学科。最先端の技術に基づいており、とりわけ航空宇宙工学や軍事系機械などは機密性も高い国際競争の激しい研究となります。
【電気系】
電気工学(発電、バッテリー、蓄電技術など)、電子工学(コンピュータICやハードウェア)の研究・開発を行う学科。機械工学との関連性が高く、たとえばハイブリッド車、電気自動車などは機械工学と電気電子工学が合わさった製品となっている。機械工学(メカニクス)と電子工学(エレクトロニクス)を合わせて「メカトロニクス」といいます。
【情報系】
通信技術、モバイル技術(携帯電話やタブレット端末など)、画像・音響技術などの研究・開発を行う学科。情報処理からネットワーク構築、そしてCGや音声技術、Webデザインと、コンピュータ通信関連のすべてを担う現代生活を支え、社会を大きく変える技術を研究しています。
【建築系】
建築学(戸建、マンション、ビル建設など)、土木工学(社会基盤工学ともいう。都市計画、道路、鉄道、ダム建設など)、材料工学(金属、石油化学など)の研究・開発を行う学科。建築学は快適性、機能性、安全性、芸術性などが重視され、幅広い学問分野の教養が求められます。また、CAD(コンピュータ設計システム)の使用が欠かせず、情報系とのつながりも強まっています。土木系は都市学、防災学との関連が強く、行政とのつながりが非常に強い学問と言えます。耐震構造の研究などもここに含まれます。材料工学については、鉄鋼や石油化学といった、従来日本が得意としてきたもののほかに、新素材開発や、メタンハイドレートなどの新たに注目されている資源の実用化などの研究も行います。
【化学系】
化学製品の基礎研究から応用研究、製品化までを研究・開発する学科。基礎研究とは「AとBを化学反応させてCという新たな化合物を作る」こと、応用研究とは「Cを医薬品や食品、生活用品などに使えるようにする研究」のこと。この上で、プラスチックや各種医薬品関連などの製品を作ります。安全性や環境保全などが非常に重視される学問です。
【その他】
応用物理学(GPS技術、超電導、燃料電池)、原子力工学(X線診断などの放射線技術、発電など)、生物工学(人工臓器開発、新細胞など)、画像光学(CG技術、光ファイバー技術など)、経営工学(金融商品開発など)など、様々な分野があります。それぞれ重複するところもあり、関連します。経営工学は経済学や数学との関連が強い学問で、金融系への就職も多いのが特徴です。
2021.12.03
健全な人間社会の維持のための研究をする学問です。法律を制定するのは政治の場であることが多いため、法学(法律学)と政治学は密接に関わっており、同じ学部内に法律学科と政治学科が設置されている大学も多くあります。裁判官や検察官、弁護士などの法曹界のイメージが強いですが、私たちの日常生活や企業活動など、現代社会生活に法律は不可欠となっています。
【法律系】
法律の基礎や法制史、諸外国の主な法律を学ぶ「基礎法学」に加えて、基本六法(憲法、刑法、民事法、商法、刑事訴訟法、民事訴訟法)を学ぶ「実定法学」を研究します。法律は文学系の基礎学問に対してそれを現実社会に実現化したものであるため、時代背景や思想、宗教などが反映されています。学ぶにあたっては、法的根拠に基づいて論理的かつ公平に物事をとらえる力(リーガルマインド)が求められます。
【政治系】
「理想の政治社会」「現実の政治社会の状態」「現実を理想に近づけるための方策」の3点を大きな柱として研究する学問。理想の政治社会は国や地域、時代によって異なり(かつての資本主義社会と共産主義社会の対立など)、その違いがなぜ生まれるかを学ぶために歴史や文化といった文系基礎学問である人文科学系の教養も必要になります。細分化すると「政治思想」「政治学原論」「行政学」「国際政治学」に分けられます。
2021.11.22
自然現象の謎を推論・仮説を立てて実験で実証していく学問です。新たな科学的な発見の多くは理学の研究によって成されるもので、ノーベル賞を目指す研究者が日夜、新たな発見や証明に力を注いでいます。日本では従来、理学よりも工学に重きが置かれていましたが、科学技術立国の考えの高まりとともに、理系の花形としての地位を高めています。
【数学系】
数や空間構造の追究をする「純粋数学」と、プログラミングなどシステム開発などを行う「応用数学」に大別されます。確率論や統計学は金融、気象学、医療などとも関連が深くなっています。
【物理系】
力学、電磁気学、波動学などの「古典物理学」と、素粒子物理学(物質のもとの姿を探る)、宇宙物理学、物性物理学(物質の性質を明らかにし、超電導などの研究をする)などの「現代物理学」に大別されます。
【化学系】
物質を分子レベルで探究する学問で、分子の構造や性質、化学反応の仕組みを物理学的手法を用いて研究する「物理化学(理論化学)」、生命体の基本物質である有機化合物の性質を研究をする「有機化学」、金属などの構造や性質を研究する「無機化学」、生物の構成物質や体内での化学反応を研究し生命現象を明らかにする「生化学」に大別される。新素材の開発はもちろん、生化学など医学の発展とも関連する学問。
【生物系】
遺伝子、進化学などのミクロの世界から、自然環境、生態系といったマクロの世界まで、地球上の生き物を対象にその仕組みを研究する学問。近年は遺伝子研究が活発で、医学の研究との関連が深まっています。
【地学系】
地震や火山や地球の仕組みを学ぶ地質学、気象学の他、温暖化や酸性雨などの環境問題、更には宇宙について学ぶなど、地球とその周辺環境について幅広く学ぶことのできる学問です。地理学との関連も深い学問です。
単独での学問ではない
上記の内容にもある通り、それぞれの学問は相互に密接に関わります。新素材の開発などでは物理学と化学、食物や薬などに関わる研究では化学と生物学が、宇宙関連の研究では物理学と地学が関連するなど、大学入学後は数学を基礎学問としながら理科系学問を幅広く身につける必要があるということです。
理学部の研究は、理系学部の基礎学問である
自然現象や物質の性質を研究する理学部の研究は、工学や農学など、理系の他学部の基礎学問といえます。