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綾瀬中央教室のメッセージ

英検2級勉強法 2.長文対策(空所補充・内容一致)

2022.04.27

英検2級対策の2回目、長文の対策になります。

※短文空所補充のパートの対策をご覧になっていない方は以下のリンクからどうぞ。
 英検2級勉強法 1.短文空所補充(単語・熟語・文法)

2級の長文問題は、空所補充問題が6問、内容一致選択問題が12問出題されます。
内容一致問題はメールの問題と、説明文の問題に分かれます。
空所補充問題はおよそ260語程度、内容一致問題は、メールの問題が240語程度、説明文の問題は360語程度の長さとなっています。

語彙の点では、短文空所補充に出てくる語彙よりも易しいものが多く使われていますし、文法面でも、高1までの英文法が「しっかり」おさえられていれば、読み切れるものになっています。短文空所補充で点が取りづらくても、この長文で18問中15問取るというのは現実的な数値にはなると思いますので、むしろ長文を得点源にするという人は少なくありません。

では具体的な対策を見ていきます。


1. 時間配分を決めましょう。


 英検は低い級では時間が足りないということは少ないのですが、2級くらいになると時間がギリギリまたは足りなく感じる人が出てきます。これは長文自体のむずかしさもありますが、ライティングに多少時間を取られるケースもあるからかと思われます。ですので、短文空所補充のパートも含め、時間配分をしっかり決めたうえで、その時間で解く練習をしたほうがよいでしょう。

標準的な時間配分は以下のようになると思います。筆記試験は85分です。

1.短文空所補充 12分
 20問出題されますので、1問30秒で解いて多少時間が残るイメージです。やや考えてしまう問題が多少あっても12分程度で解けるようにしておきたいところです。

2.長文空所補充 18分
 小問は6問ですが、文章は二つですので、1つの文章に対して9分で解きます。

3.長文内容一致 34分
 メールの問題がやや短いので10分、残りの2つの文章が12分ずつとなります。

4.ライティング 21分
 
これをベースに、例えばライティングで25分使いたい場合などは長文を解く時間を短くする必要があります。ただし長文の時間配分について、上記の時間はやや余裕のある時間設定ですので、2と3合わせて5分程度縮めるのは十分可能かと思います。ただ、このように、時間配分をしっかり決めて、その時間で解く練習をしましょう。  


2. (空所補充)選択肢を先に見る

2級の長文空所補充の問題は多くの場合は、「接続表現」や文の「述語」にあたる部分(動詞+目的語、動詞+補語、など)がよく問われます。ですので、先のどのようなものが問われているかを確認する程度でいいですが、見ておくと、ポイントを意識して読めるでしょう。少し細かく見ていきましょう。

まず「接続表現」です。とえば、次のような選択肢があったとします。
1. Fortunately  2. In spite of this   3. In other words   4. Therefore

いずれも、前の文を受けて、次の文につなげる言葉になっています。ですから、国語の問題のように、文の前後の関係を見抜くことになります。
(1は「幸いなことに」、2は「これにもかかわらず」、3は「言い換えれば」、4は「だから」)

「述語」を選ぶ問題は以下のようなものがあります。
※英語では述語と言いませんが、便宜上、この表現を用いました。
1.were gradually decreased   2. were spread rapidly
3. were destoyed        4. were at the highet level

などのようなものです。多くの場合、こちらのタイプの問題の方が解きづらいと思います。基本的に英検の空所補充の問題は空所と同じ段落から答えを探せば問題ありませんが、とはいえ、空所の前後をきちんと読み取って判断する必要があるため、やや難しく感じることがあると思います。

これらの問題は選択肢を覚える必要はありませんが、どのような読み方をするべきかを意識することができますので、空所に何が問われているかを一回確認してから問題を読むとよいと思います。


3.(内容一致)設問文を先に確認する


これも上記と同じようなものです。一般に英語の長文では設問を先に読んだ方が効率よく読めます。特に英検は、本文の順番で設問が配置されており、更には一つの段落に1問というようになることもありますので、先に設問を読んでおくと比較的すぐに答えが見つかるケースがあります。

選択肢まで見ておく必要はないですが、選択肢の内容を覚えておいて読める人なら、選択肢まで確認してから解けばより早く解けるでしょう。


4.(内容一致)選択肢の和訳を全力で


ある意味当然のことではありますが、選択肢の意味が正しく取れなければ正解は本来できません。正解できたとしてもある程度予想でこたえることになります。ですから、選択肢の文をしっかり訳せるようにする必要があります。間違えた問題があったら、意味を確認するだけでなく、それを自分で訳せるようにする必要があります。知らない単語があれば当然覚える必要がありますが、訳せない原因になるのは文法もあるともいます。本文のSVOCを振るという対策をする人もいると思いますが、ぜひ、選択肢についてもしっかり「解釈」をするとよいでしょう。


5.(内容一致) 選択肢の特徴を見抜く

英検に限りませんが、英語長文の内容一致問題というのは、およそ次のような選択肢で構成されています。正解の選択肢の特徴と不正解の選択肢の特徴に分けて説明します。

 1. 文章中の表現を使って正しい内容を述べている
 2. 文章中の表現をいいかえて、ほぼ同じ内容を述べている
 3. 文章中の表現を使わずに、抽象化して正しい内容を述べている

まずこれらが、正解の選択肢です。1については1番わかりやすいですが、英検の場合、準2級くらいまではこのような選択肢も登場し正解になることが多いです。ですが、2級になると、2や3のようなものが増えてきます。2級では2のパターンがやや多いですが、3のパターンの選択肢も考えられます。

不正解の選択肢は以下のようなものです。
 
 4. 文章中の表現を使って、誤った内容又は反対の内容を述べている。
 5. 本文には書いていない内容を述べている。

4の選択肢が、一番受検者を困らせるものですが、3と4の選択肢が並んだ時に、どうしても4の選択肢が魅力的にうつってしまいます。こういったときに、きちんと正解を選べるような力を求められることになります。

ここで一つ英検の特徴でアドバイスをしておくと、英検の誤答の選択肢はしっかり不正解になっているということです。いわゆる国語のような、最後までどっちとも言い難いというような選択肢は実はないということです。単語力や文法力が不足することで選択肢を絞り切れないということはあっても、内容の解釈面で絞りにくいという問題はでませんので、明確に不正解の理由が絞り込めます。ですので、きちんと、何をもって不正解の選択肢となっているかをきちんと見抜くようにしてください。


これらのように選択肢には特徴がありますので、それぞれどのように選択肢が作られているかを知っておくと、問題を解く際に、これはひっかけの選択肢だ、ということが見抜けるようになります。仮に訳が取り切れない選択肢があったとしても、ひっかけの「におい」を感じ取ることができるようになってくるでしょう。


6. 無理に早く読もうとせず、文法をしっかり

はじめにも書きましたが、2級とはいえ、長文問題の本文は極端に高度な文法を使っているわけではありません。ですが、関係代名詞や関係副詞、分詞の知識などは必須になっていますので、この辺りが心配な場合はこれらの文章をしっかりと訳せるようにしましょう。

長文を早く解こうとするあまり、飛ばし読みをしようとするケースが見られますが、基本的に英検では、飛ばし読みをしなければいけないほどのスピードは問われません。
(そもそも、共通テストやTOEICなど、早く読むのが必須と言われるテストでも、飛ばし読みをするような読み方は不要です)
ですので、どうしても時間がかかる場合でも、1文をしっかり読んで、きちんと訳せるようにする練習をしましょう。

このとき、短文空所補充のパートの短文を使って練習するのも一つの方法です。
ここには熟語や文法に関する問題も出題されますので、文を早く訳す練習をするには非常に適しています。もしここで苦手な文法があるようなら、そこに立ち返って練習することが大切です。

なお、文をスムーズに読めない原因が単語であるようなら、単語力の強化は欠かせません。こちらもしっかり行っていろいろな面から長文を読む力をつけていきましょう。




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