綾瀬中央教室のメッセージ
【綾瀬市近隣 神奈川県公立高校合格の目安】3. 有馬高校
2023.09.19
3回目の今回は有馬高校の合格の目安についてご紹介します。
偏差値ではおよそ47~49という表記が多く、難易度としては中間の難度になると思います。
立地としては海老名から7分ほど相模線にのり徒歩で10分強ほどの距離にあり、比較的通いやすい場所にあるため、県央地区の方たちだけでなく、小田急沿線の方たちであれば、一度は検討の候補になることが多い学校になるかと思います。なお、当教室は綾瀬市の教室ですが、当教室にお通いの生徒さんたちで、自転車で通うこともできるということで、検討に入れる方は少なくありません。
近年の倍率は1.1倍前後になることが多く、倍率としては高くはないものの、最近2年は倍率が少しずつ上昇していますので、油断せずに準備したいところです。
ではここで、目安の数値をご紹介します。以下の数値としてみました。
内申:93/135 入試点:265点/500点
内申93は3で割ると31ですが、1回の内申で、3が5つで4が4つ(オール3に4が4つ)というイメージです。
ここで一つ有馬高校は内申について一つポイントがあります。それは英語の内申が1.2倍されて合否決定に使われるということです。(これを重点化と言います)
したがって、英語の成績は少なくとも4にしておきたいところです。
※重点化は各高校が学校の方針に合わせて一部の教科に比重をかけることができるものです。有馬高校は英語教育に力を入れており、その表れとなっております。
先の記事でも紹介していますが、4はおよそ学校の定期テストで8割程度が欲しいところですが、提出物や授業の小テストの得点がしっかりしたものとなっていれば定期テストが7割でも4がつくことは十分にあるでしょう。合格の可能性が上げていくのであれば、9教科の中でできることなら4の方が多いというようにしておくとより良いと思います。
定期テスト7割~8割というのは、基本的には平均点を上回った点数になるので、学校の教科書やワークに掲載されている問題をしっかり練習し、章末問題などで実力をつけていくことが大切です。8割を目指すのであれば教科書などだけではやや不足するイメージもありますが、少なくとも教科書掲載の問題を時間かけることなくスムーズに解けるようにしておければ、50点台になってしまうということはないように思います。
一方、入試点270点は5教科平均で53点です。各教科の難易度を踏まえた5教科の内訳の目標は次のようなイメージです。
英語:55点 数学:50点 国語:65点 理科:50点 社会:45点
各教科の目標点は以下の順番で決定しました。
国語がまず得点しやすいので、有馬高校合格のレベルであれば65点から70点は取りたい数値です。
次に英語と数学ですが、有馬高校を目指す方は英語を得意としている、もしくは英語が好きな方が多いので、英語である程度点を取るということを目標にしたいところです。数学は頻出問題を確実に正解していくことでこの点数を実現したいところです。(数学の点の取り方についてはこちらの記事をご参考にしてください)
英数国で175点ですので、残り95点を理科社会で分散して設定しました。理科と社会の得意不得意で決めることになるでしょう。
どの教科を軸に目標点を決めるかは個人差はあるとは思いますが、この難易度帯の学校を受ける場合には、基本的には国語・数学できちんと狙った得点を取り、難易度が変わりやすい理科・社会は合計が目標点に達すればよいというように考えるとよいでしょう。
なお、1つご紹介しておくと、全県平均(合格者平均)が近年は280点台~300点程度にになっており、過去のもの踏まえても基本的には270点~290点台になるように作られている印象です。有馬高校は偏差値的に50よりやや下という位置づけになっていますから、全県平均を目標に頑張るというのも良いと思います。
有馬高校の内申と入試点の比率は5:5になっており、これは実は昨年までの内申:入試点:面接=4:4:2という制度と変わっていないことを意味します。ですので、有馬高校の場合は面接の廃止に伴う大きな変更はない入試になります。
なお、5:5の学校では内申1ポイント分が入試点3.7点に相当します。中3生の場合は内申が1変わると2ポイント分(135ポイント中)になりますので、この点は頭に入れておきたいところです。
以上、有馬高校お考えの方はご参考にしてください。
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【過去の難易度紹介】
1.海老名高校
2.綾瀬高校