綾瀬中央教室のメッセージ
受験を終えた中3生がすべきこと ~将来や大学のこと
2024.03.06
先月末、公立高校の受験結果が発表となりました。受験結果がでたことで、気持ちの面でひと段落となった人は多いと思います。中には、まずは高校入学までゆっくりする、たくさん遊ぶ、などと思っている人も多いと思います。一方で、もしかするとこの記事を読んでいる中3生がいたならば、勉強についてどうしようか、でもまだ受験終わったばかりだし、と思っているのかもしれませんね。大学行きたいけど難しいのかな、という人もいるのかもしれませんね。
いずれにしても、受験を終えた中3生には、是非とも将来や進学についてあえてこの時期に考えてみてもらいたいと思っています。特に大学進学を少しでも考えているのなら、ぜひこの先読み進めてください。そして少しでも考えるきっかけになれば幸いです。
●まずは、単純に、将来何になりたいか、何をしたいかを考えてみましょう
この時、「全く何をしたいか決まっていない」という人も少なくないと思いますが、これで終わってはいけません。後で紹介しますが、大学進学を考えるとなると時間の猶予はもうあと2年を切っています。問題を先送りするのでなく、現時点で興味にあることを見つけることが大切です。
たとえば、英語が得意(好き)だとします。とすれば、まずは英語をいかせる仕事にはどんなものがあるか調べてみましょう。直接英語を使うこと自体を職業とするなら、翻訳、通訳、英語指導者から、英語をツールとして使うのなら外国企業での就職や観光関連の仕事などもあると思います。もちろん国内企業でも取引先が英語圏であれば使う機会は多いですし、正直英語を利用して、ということであれば、選択肢は様々です。簡単に言えば、英語が使えるのなら選択肢は2倍以上になりますよね。ある仕事を日本でするのか、海外でするのか、ということになるので。
理系が得意ということであれば、ものづくりからIT系、エネルギー系の研究など様々あります。最近は地球環境を考えた取り組みが盛んですので、この分野の研究や開発は今後発展するのではないでしょうか。IT系で言えば、映像系やAIなどの研究が進んでいますね。AIなどは最近はいろいろなものが出ていますので、実際に自分で使ってみると興味を持てるかもしれません。日本は労働者不足という問題を抱えていますので、それを解決するためのツール、技術の開発なども非常に面白いと思います。
これらはプラスのイメージから入っていくものですが、逆に、自分には向かないものというところから考えるのも一つでしょう。●●は自分には合わない、というものはそうはいってもいくつかあるでしょうから、その残ったものを見てみるというのでもきっかけとしては良いように思います。
漠然と自分で経営をしていきたい、という人はいませんか?どんな会社を経営したいのか、どんなことなら自分にできそうか、というのを調べてみるのも面白いと思います。
そして、自分の興味のある職業、なりたい職業につくために、どのような進路を取る必要があるのか、ぜひ調べてみてください。大学、専門学校など様々なルートがあります。中には大学の後、大学院への進学が必要なケースもありますから、事前に調べておきたいところですね。
●大学進学を考える場合、まずは大学受験を知りましょう。
自分のなりたい職業をめざすため、選択肢を増やすため、キャリア形成のためなど大学に行く理由は様々ですが、そもそも大学入試が現在どうなっているのかを知ってください。高校受験とは全然違うので、これを知っておかないとあっという間に時間が来て選択肢が減ってしまうということが起こります。
まず、現在の大学受験は大きく分けて4つの入学方法があります。
1. 学校推薦型選抜(指定校)
2. 学校推薦型選抜(公募)
3. 総合型選抜
4. 一般選抜
上記の4つのうち、1~3が成績(高校では評定と言います)を利用した入試、4が筆記試験のある入試です。
※2の公募型、3の総合型は一部の学校で筆記試験もあります。
これらのうち、1と3は8月の下旬から出願や選抜がなされ、これが大学入試のスタートです。一般選抜での受験であれば試験が1月下旬から2月になります。
近年は上記の1から3での受験で募集定員の半分以上が決まるため、多くの受験生は評定を利用した制度で受験をしているのが現状です。
そして、この評定ですが、大学入試では1年生の評定から利用されるため、まさに入学してはじめから一定の成績を取ることが必要となります。ですから、大学進学を考えるためには、今この時期に準備が必要というわけです。
そして、もう一つ大事なことは、上記の通り一番早い時期の入試が8月下旬ですが、総合型選抜の場合、書類の作成が必要です。
もともと総合型選抜は、大学で何を学びたいか、これまで何を学習してきたか、などをアピールして行う入試です。これを書類にまとめる形になりますが、大学受験ですので、ただ事実だけを羅列して書くというのではいけません。きちんと文を精査して、いかに自分をアピールできるかということを踏まえて何度も書き直す必要があります。この準備にはおよそ数か月かかるため、総合型選抜利用の場合には3年生になったその時から準備が必要です。
したがって、総合型選抜利用の場合、高2終了時点では志望校を決めておく必要があります。もちろん、いくつか候補をもって絞り込んでいくということは考えられるので、最終決定はもう少し後でも大丈夫ですが、高2のうちに志望校をほぼ決めておくことが必要になります。さらに、高校生での活動内容なども問われるため、高2のうちには自分のやりたいことに備えて動き出せている必要があります。大学のオープンキャンパスなどにも高2のうちに行っておきたいところです。
もちろん、一般受験で大学に行くことを考えている人もいるでしょう。この場合は確かに高3の2月が試験ですが、大学受験は難易度が高いですから、高3の1年間をしっかり受験勉強にあてることが必要です。ですのでやはり高3になる時にはしっかりと志望校を絞っておくことが大切です。
つまり、理想的には高2になった時に、志望校をいくつか持ち、夏から秋にかけてオープンキャンパス等を利用し、高2が終わるころには具体的に絞り込むというようにしたいところです。
そう考えると、大学受験について考える時間はあまり長くないのがわかりますよね。これが、高校入学前である皆さんが、将来や進路について知っておくべき大きな理由になります。
●できることなら英語と数学の中学の復習を。
英語と数学は高校進学後、それぞれ2つずつになります。
英語は「英語コミュニケーション」「論理・表現」、数学は「数学Ⅰ」「数学A」となり、テストもそれぞれでテストがある形です。
ですから、これまで以上に負担がかかり、苦手を残してしまうと高校ではあっという間に授業についていけなくなってしまいます。
もうすぐ卒業を控えている皆さんは、意図的に勉強の時間を確保しないといよいよ数週間勉強する機会をなくしてしまい、この受験で勉強した内容さえ忘れてしまいます。
ですので、英語や数学で苦手なものがあるのであれば、今のうちにやっておくことをお勧めします。
なお、今後学習をする上で大事な以下の二つについて心配な人は、もしかすると今しか練習る機会がないかもしれませんので、是非練習しておいてください。これらをおろそかにした結果、これまでなかなか点数が上がらなかったという人は少なくないと思います。
●(英語)単語の読み方
●(数学)四則の暗算
それぞれ簡単に説明します。
まず、単語の読み方ですが、実は単語暗記をする際に、読みを覚えずに、字面で覚えたり、ローマ字読みで覚えるという人は少なくありません。極端に英語が苦手でない人でもこういったことが起こります。
例えば、「fair」ですが、これを「火」と答えてしまう生徒がたくさんいます。まさに「ファイア」とローマ字読みしてしまうわけです。
「fair」は「フェア」と読みますが、「フェア」とわかれば日本語にもなっているので、「公平な」という意味は書けるはずです。ローマ字で覚えるのはそろそろ脱却し、英語の読み方を覚えることが大切です。慣れてくれば、音から単語を書けるようになり、単語暗記の効率も上がります。
今後高校では非常に多くの単語暗記を強いられますので、単語を読めるようにしておくことは、英語力を上げることにもつながるでしょう。
そして四則の計算です。
72-49を筆算なしで瞬時に答えられるでしょうか。45×3を即答できるでしょうか。実はこうした暗算は一定の時期を過ぎると練習しなくなってしまい、計算力が上がらないということが起こります。
高校数学では計算量が中学数学の比ではありませんので、こうした基本計算力を付けておくことが大切です。
いまさら、と思いがちかとおもいますが、計算が遅い人の多くはこうした計算に時間がかかっている人がほとんどです。
こうした暗算練習は、スマートフォンのアプリでよいものがたくさんあります。ゲーム感覚で練習できるので、自分に合うものを探して練習するとよいと思います。
さて、いかがでしたでしょうか。このように、今しておくべきことは実はたくさんあります。ただ高校の入学を待つのでなく、先々に備えて今できることをしておくと、どのような進路をとるのであれ、皆さんの人生が豊かになるはずです。
せっかく頑張って受験を終えたので遊ぶことも今しかできませんよね。それも大切です。ですが、自分自身の人生を考えることもまた必要なことですので、少し考えてみてください。
もし学習面で、自分だけでできないことがあるのであれば、学習塾を利用することも選択肢かと思います。何か相談があれば気軽にご連絡ください。
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城南コベッツ 綾瀬中央教室
いずれにしても、受験を終えた中3生には、是非とも将来や進学についてあえてこの時期に考えてみてもらいたいと思っています。特に大学進学を少しでも考えているのなら、ぜひこの先読み進めてください。そして少しでも考えるきっかけになれば幸いです。
●まずは、単純に、将来何になりたいか、何をしたいかを考えてみましょう
この時、「全く何をしたいか決まっていない」という人も少なくないと思いますが、これで終わってはいけません。後で紹介しますが、大学進学を考えるとなると時間の猶予はもうあと2年を切っています。問題を先送りするのでなく、現時点で興味にあることを見つけることが大切です。
たとえば、英語が得意(好き)だとします。とすれば、まずは英語をいかせる仕事にはどんなものがあるか調べてみましょう。直接英語を使うこと自体を職業とするなら、翻訳、通訳、英語指導者から、英語をツールとして使うのなら外国企業での就職や観光関連の仕事などもあると思います。もちろん国内企業でも取引先が英語圏であれば使う機会は多いですし、正直英語を利用して、ということであれば、選択肢は様々です。簡単に言えば、英語が使えるのなら選択肢は2倍以上になりますよね。ある仕事を日本でするのか、海外でするのか、ということになるので。
理系が得意ということであれば、ものづくりからIT系、エネルギー系の研究など様々あります。最近は地球環境を考えた取り組みが盛んですので、この分野の研究や開発は今後発展するのではないでしょうか。IT系で言えば、映像系やAIなどの研究が進んでいますね。AIなどは最近はいろいろなものが出ていますので、実際に自分で使ってみると興味を持てるかもしれません。日本は労働者不足という問題を抱えていますので、それを解決するためのツール、技術の開発なども非常に面白いと思います。
これらはプラスのイメージから入っていくものですが、逆に、自分には向かないものというところから考えるのも一つでしょう。●●は自分には合わない、というものはそうはいってもいくつかあるでしょうから、その残ったものを見てみるというのでもきっかけとしては良いように思います。
漠然と自分で経営をしていきたい、という人はいませんか?どんな会社を経営したいのか、どんなことなら自分にできそうか、というのを調べてみるのも面白いと思います。
そして、自分の興味のある職業、なりたい職業につくために、どのような進路を取る必要があるのか、ぜひ調べてみてください。大学、専門学校など様々なルートがあります。中には大学の後、大学院への進学が必要なケースもありますから、事前に調べておきたいところですね。
●大学進学を考える場合、まずは大学受験を知りましょう。
自分のなりたい職業をめざすため、選択肢を増やすため、キャリア形成のためなど大学に行く理由は様々ですが、そもそも大学入試が現在どうなっているのかを知ってください。高校受験とは全然違うので、これを知っておかないとあっという間に時間が来て選択肢が減ってしまうということが起こります。
まず、現在の大学受験は大きく分けて4つの入学方法があります。
1. 学校推薦型選抜(指定校)
2. 学校推薦型選抜(公募)
3. 総合型選抜
4. 一般選抜
上記の4つのうち、1~3が成績(高校では評定と言います)を利用した入試、4が筆記試験のある入試です。
※2の公募型、3の総合型は一部の学校で筆記試験もあります。
これらのうち、1と3は8月の下旬から出願や選抜がなされ、これが大学入試のスタートです。一般選抜での受験であれば試験が1月下旬から2月になります。
近年は上記の1から3での受験で募集定員の半分以上が決まるため、多くの受験生は評定を利用した制度で受験をしているのが現状です。
そして、この評定ですが、大学入試では1年生の評定から利用されるため、まさに入学してはじめから一定の成績を取ることが必要となります。ですから、大学進学を考えるためには、今この時期に準備が必要というわけです。
そして、もう一つ大事なことは、上記の通り一番早い時期の入試が8月下旬ですが、総合型選抜の場合、書類の作成が必要です。
もともと総合型選抜は、大学で何を学びたいか、これまで何を学習してきたか、などをアピールして行う入試です。これを書類にまとめる形になりますが、大学受験ですので、ただ事実だけを羅列して書くというのではいけません。きちんと文を精査して、いかに自分をアピールできるかということを踏まえて何度も書き直す必要があります。この準備にはおよそ数か月かかるため、総合型選抜利用の場合には3年生になったその時から準備が必要です。
したがって、総合型選抜利用の場合、高2終了時点では志望校を決めておく必要があります。もちろん、いくつか候補をもって絞り込んでいくということは考えられるので、最終決定はもう少し後でも大丈夫ですが、高2のうちに志望校をほぼ決めておくことが必要になります。さらに、高校生での活動内容なども問われるため、高2のうちには自分のやりたいことに備えて動き出せている必要があります。大学のオープンキャンパスなどにも高2のうちに行っておきたいところです。
もちろん、一般受験で大学に行くことを考えている人もいるでしょう。この場合は確かに高3の2月が試験ですが、大学受験は難易度が高いですから、高3の1年間をしっかり受験勉強にあてることが必要です。ですのでやはり高3になる時にはしっかりと志望校を絞っておくことが大切です。
つまり、理想的には高2になった時に、志望校をいくつか持ち、夏から秋にかけてオープンキャンパス等を利用し、高2が終わるころには具体的に絞り込むというようにしたいところです。
そう考えると、大学受験について考える時間はあまり長くないのがわかりますよね。これが、高校入学前である皆さんが、将来や進路について知っておくべき大きな理由になります。
●できることなら英語と数学の中学の復習を。
英語と数学は高校進学後、それぞれ2つずつになります。
英語は「英語コミュニケーション」「論理・表現」、数学は「数学Ⅰ」「数学A」となり、テストもそれぞれでテストがある形です。
ですから、これまで以上に負担がかかり、苦手を残してしまうと高校ではあっという間に授業についていけなくなってしまいます。
もうすぐ卒業を控えている皆さんは、意図的に勉強の時間を確保しないといよいよ数週間勉強する機会をなくしてしまい、この受験で勉強した内容さえ忘れてしまいます。
ですので、英語や数学で苦手なものがあるのであれば、今のうちにやっておくことをお勧めします。
なお、今後学習をする上で大事な以下の二つについて心配な人は、もしかすると今しか練習る機会がないかもしれませんので、是非練習しておいてください。これらをおろそかにした結果、これまでなかなか点数が上がらなかったという人は少なくないと思います。
●(英語)単語の読み方
●(数学)四則の暗算
それぞれ簡単に説明します。
まず、単語の読み方ですが、実は単語暗記をする際に、読みを覚えずに、字面で覚えたり、ローマ字読みで覚えるという人は少なくありません。極端に英語が苦手でない人でもこういったことが起こります。
例えば、「fair」ですが、これを「火」と答えてしまう生徒がたくさんいます。まさに「ファイア」とローマ字読みしてしまうわけです。
「fair」は「フェア」と読みますが、「フェア」とわかれば日本語にもなっているので、「公平な」という意味は書けるはずです。ローマ字で覚えるのはそろそろ脱却し、英語の読み方を覚えることが大切です。慣れてくれば、音から単語を書けるようになり、単語暗記の効率も上がります。
今後高校では非常に多くの単語暗記を強いられますので、単語を読めるようにしておくことは、英語力を上げることにもつながるでしょう。
そして四則の計算です。
72-49を筆算なしで瞬時に答えられるでしょうか。45×3を即答できるでしょうか。実はこうした暗算は一定の時期を過ぎると練習しなくなってしまい、計算力が上がらないということが起こります。
高校数学では計算量が中学数学の比ではありませんので、こうした基本計算力を付けておくことが大切です。
いまさら、と思いがちかとおもいますが、計算が遅い人の多くはこうした計算に時間がかかっている人がほとんどです。
こうした暗算練習は、スマートフォンのアプリでよいものがたくさんあります。ゲーム感覚で練習できるので、自分に合うものを探して練習するとよいと思います。
さて、いかがでしたでしょうか。このように、今しておくべきことは実はたくさんあります。ただ高校の入学を待つのでなく、先々に備えて今できることをしておくと、どのような進路をとるのであれ、皆さんの人生が豊かになるはずです。
せっかく頑張って受験を終えたので遊ぶことも今しかできませんよね。それも大切です。ですが、自分自身の人生を考えることもまた必要なことですので、少し考えてみてください。
もし学習面で、自分だけでできないことがあるのであれば、学習塾を利用することも選択肢かと思います。何か相談があれば気軽にご連絡ください。
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