たまプラーザ教室のメッセージ
たまプラーザ教室 不定期連載企画『思い出の受験生』
2025.03.08
たまプラーザ教室には20名を越える講師がいます(2025年3月現在)。毎年のように受験生の「伴走者」として、お手伝いをさせていただいています。そこで、中学受験・高校受験・大学受験に携わった我々が、印象に残っている生徒をお話しします。各受験生のご参考になることもあると思います。受験勉強の休憩中などにご覧になっていただけますと幸いです。
それでは最初に教室長の私からお話しさせていただきます。
『私の思い出の受験生』その1
私が思い出に残っている生徒は、沖縄に移住していたときの生徒です。その生徒は中学3年の4月に私が働いていた塾にきました。内申はとてもここで書けるようなものでなく、本人も「就職するから」とよく話していました。それでも保護者が高校進学だけはしてほしいということで、お預かりしました。
もともと勉強が好きな子どもはなかなかいません。私も好きではありませんでした。でも勉強はやればやるだけ成果も結果も出ます。私はスポーツよりも、勉強のほうが成功する確率は高いと思います。この生徒は、勉強の「正しい努力」の仕方を知らないだけでした。反復練習の大切さ、基礎基本の重要さを授業ごとに何度も何度も説いていきました。
すると夏休み直前の定期テストで5教科合計100点にも届かなかったこの生徒は、なんと250点を越えたのです。よほど嬉しかったのか、この生徒は学校から直接塾に寄って報告をしてくれました。「先生の言うとおりやったら、俺でもできたよ!!」
このひと言が私にとって、どれほど嬉しかったか。その後、夏期講習が始まると毎日塾に来て勉強をしました。文字どおり「毎日」です。
その2へ続く